2009-01-01から1年間の記事一覧

2009年のウェブ更新

web

本日は1月1日と1月4日の市町村合併を反映して、市代表駅と町村代表駅を更新し、またFree-ride Ticketに年末年始のフリーきっぷを追加した。 今年は、デスクトップ鉄のデータルーム本館には、新作の掲載がなく、読者の皆様から指摘を受けた誤りの訂正にあけく…

周遊券制度の約款掲載−本日のウェブ更新

旅規ポータルに、1998年3月31日限りで廃止された周遊券制度の約款を掲載した。制度創設時の日本国有鉄道周遊旅客運賃割引規程(1955年2月1日施行)、名称が変更になった日本国有鉄道周遊割引乗車券発売規則(1967年4月1日施行)と廃止寸前のJR東日本周遊割引…

西武の選択乗車定期券

西武鉄道の12月24日のリリースによると、西武鉄道は練馬駅以遠とメトロ有楽町線・副都心線池袋以遠間の定期旅客に対し、練馬・池袋間を西武池袋線または西武有楽町線・東京メトロ線のいずれも乗車できるPASMO定期券を発売する。リリースに1箇月通勤定期運賃…

富山地鉄都心線の開業ほか−昨日のウェブ更新

web

本日開業した*1富山地方鉄道富山都心線(丸の内・西町間)について、Railway Newsに記載し、Railways of Japanの表に追加した。 また、京都市営地下鉄東西線御陵・京阪三条間の第3種事業者であった京都高速鉄道が2008年度末で解散し、路線が京都市交通局に譲…

京成成田空港新線の運賃体系

昨日の記事に書いたように、京成は国土交通省に成田空港新線の運賃(上限運賃)を申請した。京成のサイトにリリース文が掲載されている。 新空港鉄道に関連する鉄道事業者は、次のように複雑である 区間 第1種事業者 第2種事業者 第3種事業者 京成高砂−小室 …

愛称は「スカイアクセス」

京成の公式発表があったようで、日経のサイトに記事が掲載された。 成田新高速、愛称「スカイアクセス」 京成電鉄、運賃も発表 京成電鉄は16日、来年7月の開通をめざし、東京都心と成田空港を最短36分で結ぶ成田新高速鉄道の運賃を正式発表した。京成上野―…

成田空港新線運賃決定

まだウェブには出ていないようだけれど、日経新聞16日朝刊社会面の記事。 成田新高速運賃1200円 来夏開通 スカイライナーは2400円 都心と成田空港を36分で結び来夏開通する成田新高速鉄道について、京成電鉄が京成上野−成田空港間の運賃を1200円に決めたこと…

鉄道ファンの人数

英国BBCのサイトに、東京特派員発信のニュースが掲載されている。東京のホテルは、鉄道ファンの宿泊客を獲得しようと、列車がよく見える部屋を用意している、という記事。赤羽のホテルメッツと新宿の小田急センチュリーサザンタワーが例に上げられていて、リ…

JTB時刻表12月号

この間から気になっているのが、現在書店の店頭に平積みされているJTB時刻表12月号である。表紙は、JALの飛行機(ボーイング777?)の離陸シーンの写真である。グラビアページにもJALのファーストクラスとJクラスの情報が掲載されている。 JALの経営破綻が連…

最長片道切符ルートの誤りを訂正

web

本日最長片道切符ルートの変遷1961-2007を更新した。読者の方から指摘を受け、1983年3月22日から88年4月1日までの九州のルートの誤りを訂正したものである。 1983年3月22日、筑肥線博多−姪浜間が廃止され(廃止区間は福岡市営地下鉄に乗り入れ)、西九州へのル…

JR東日本の「ふるさと行きの乗車券」

JR東日本が年末年始に発売する「ふるさと行きの乗車券」、東京都区内及び大宮〜川口・戸田公園間から7つのエリア(秋田・青森、岩手・三陸、宮城・山形、郡山・磐越、新潟・庄内、十日町・浦佐、長野)内の駅までの、各エリア均一運賃の往復割引乗車券であ…

「阿房列車」の運転日−本日のウェブ更新

web

"乗り鉄"先駆者の足跡の表1に、内田百間*1「阿房列車」の行程を掲載している。本日の更新でこの表に加筆した。 「阿房列車」の乗車列車は、ほとんどが文中に書かれているので時刻は特定できるが、日付が不明な旅行が多い。同じページに行程を掲載している宮…

続・京成成田新高速鉄道の運賃・料金

9月12日の記事に対し、お二人からコメントをいただいた。アクセス数も普段より多い。この問題に興味をもっている方が多いのだろう。あらためて、「京成新空港鉄道運賃」でGoogle検索し、上位のウェブサイトやブログ記事を閲覧したが、いずれも本線経由運賃と…

京成成田新高速鉄道の運賃・料金

成田高速鉄道アクセス株式会社は、北総鉄道印旛日本医大駅から延伸して成田空港高速鉄道接続点に至る路線を建設中である。2010年春に予定されている完成後、京成電鉄が第2種事業者として、新型スカイライナーおよび途中主要駅に停車する特急の運転を開始す…

上級変更の収受額

先日紹介した宇高連絡船の上級変更券の収受額は、94円と中途半端な金額であった。これは、当時の旅規第248条第2項第1号ハ ハ 原乗車券が割引を適用したもので、その割引が1等に適用がないときは、上級変更区間に対する無割引の1等普通旅客運賃から同区間に対…

「等級制からモノクラス制へ」に昭和の乗車券類画像掲載

web

乗車券類の収集を通じて旅規鉄になったという方が多いらしい。乗車券類の画像を示し、旅規の関連条文を解説しているブログがけっこうある。筆者も幼少の頃のコレクションを若干保有しているが、旅規に興味を持ったのは、古書店で見つけて購入した東大旅行研…

連絡船とバス−本日のウェブ更新

旅規条文の改訂内容を別フレームで参照しながら旅客制度の変遷をたどる、別館「旅規ポータル」の「旅規の変遷を読む」シリーズの第二弾として、連絡船とバスを掲載した。連絡船は4月1日の宮島航路の子会社移管で、バスは2002年10月1日のJR四国の自動車線約款…

東京メトロ・都営地下鉄統合

多くのブログに取り上げられているメトロ・都営統合。6月26日にTBSニュースで報じられたものだが、新聞に続報が出ない。むしろ、ガゼット通信というサイトに、メトロ広報がこれを否定したと書かれている。 【東京メトロに聞きました】東京メトロと都営地下鉄…

殖民軌道と簡易軌道

6月19日の記事で、殖民軌道と簡易軌道の関係について その後多くの殖民軌道が廃止されたが、動力を馬力から内燃機関に進化させ、運営主体を地方自治体に変えて簡易軌道となったものがある。その一つ歌登町営軌道は、1971年に廃止されるまで、交通公社の時刻…

幻の北海道殖民軌道を訪ねる

ISBN:9784330073095 内田百輭、阿川弘之、宮脇俊三と三代続いた鉄道紀行作家は、宮脇氏亡き後途絶えてしまったが、四代目の襲名が期待される新人が現れた。交通新聞社新書の1冊「幻の北海道殖民軌道を訪ねる」の著者田沼建治氏である。新人といっても、あと…

旅客事務用鉄道線路図

集英社から刊行が始まった「週刊・鉄道絶景の旅」。創刊号に付録「旅客事務用 鉄道線路図 昭和35年3月10日現在」がついている。国鉄職員が業務用に使っていた地図の復刻版である。創刊号特別価格の290円はこの付録だけでも価値があると購入した一人である。 …

駅すぱあとの新機能

web

パスネットの不思議に次の個所がある。 東急田園都市線池尻大橋で入場し、目黒線不動前で出場すると、営団永田町経由で乗車しても、東急の運賃(二子玉川−大岡山経由、250円)しか引き落とされない。 営団日比谷線広尾で入場し、南北線白金台で出場すると、東…

「等級制からモノクラス制へ」掲載−本日のウェブ更新

別館「旅規ポータル」に「旅規の変遷を読む」シリーズの第一弾として、等級制からモノクラス制へを掲載した。久々の新作である。 本館「デスクトップ鉄のデータルーム」には、経路特定区間・大都市近郊区間等の変遷をたどったJR旅客制度特例の変遷がある。ま…

日本国有鉄道60年

JNR

60年前の1949(昭和24)年6月1日は、公共企業体としての日本国有鉄道が発足した日である。それまでは、運輸省の現業部門である鉄道総局であった。郵政公社になる前の郵政省直轄の郵便事業と同じ形態である。 この日は、国鉄公示第1号から第43号までが公示さ…

続々・初期グリーン料金制度の矛盾

またまた1969年5月のモノクラス制導入時の話である。当時の新聞記事を縮刷版で読んでいて、朝日新聞5月10日夕刊に掲載された記事を見つけた。 国鉄値上げお粗末スタート くい違う払戻し額 一等券 グリーン券への変更 きょう十日から国鉄運賃値上げ。そのなか…

続・初期グリーン料金制度の矛盾

昨日紹介した読売新聞の記事に気になる箇所があった。 そこでこんな自衛手段も考え出されてきた。長野から上野までの旅行(逆も同じ)。大宮で途中下車して切符を買いかえると、運賃九十円、急行料金百円、グリーン料金六百円、計七百九十円も安くなる。四百…

初期グリーン料金制度の矛盾

前回の記事で、モノクラス制導入時のグリーン料金は、単に運賃を料金に変更しただけで、限りなく1等運賃に近かったと書いた。これに関連して、当時新聞でグリーン料金制度の矛盾が指摘されていたことを、知人から教示を受けて、知った。 1969年10月31日の読…

モノクラス制40年

40年前の1969年5月10日、国鉄運賃・料金の等級制が廃止され、モノクラス制となった。旧1等車・船室は特別車両・船室として運賃のほかに特別車両・船室料金を収受し、また、寝台は旧1等寝台がA寝台に、2等寝台がB寝台となった。1872年の鉄道開業から現在…

続・日本鉄道旅行地図帳

「日本鉄道旅行地図帳」がフジテレビの「めざましテレビ ココ調」で昨日と今日二日にわたって紹介されたらしい。見逃してしまったが、ご覧になった方のブログによると、人気の理由は 正確な縮尺 廃線図 観光ガイド 軽さと大きさ で、マニア以外にも売れてい…

日本鉄道旅行地図帳

「日本初ありそうでなかった正縮尺の鉄道地図」というキャッチコピーの新潮社「日本鉄道旅行地図帳」全12巻が完結し、累計135万部を突破したそうだ。単純に12冊で割ると、日本には10万人以上の乗り鉄がいるということになる。 鉄道地図の代表は、時刻表の索…