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時刻表12月号に相鉄・JR連絡線掲載

JTB時刻表とJR時刻表の12月号が店頭に並んだ。11月30日の相鉄・JR連絡線開業に伴う、ダイヤ改正号である。新ダイヤは、JR時刻表では本文に記載しているが、JTB時刻表は別冊付録「JR・相鉄直通列車時刻表」で、埼京線・湘南新宿ライン・相鉄線(大宮~新宿…

国鉄の再建

昭和45(1970)年出版の「国鉄の再建」を古書店で見つけた。日本国有鉄道審議室編で、交通協力会出版部の発行。 前年の「日本国有鉄道財政再建特別措置法」(S44.5.9法律第24号)の施行を受け、運輸省の「日本国有鉄道の財政の再建に関する基本方針」(S44.9.1…

和久田康雄氏逝去

鉄道ピクトリアル7月号の最終頁に 本誌編集委員として長年にわたりご指導をいただいてきた、私鉄史研究の第一人者和久田康雄さんが逝去されました。ご冥福をお祈りいたします。次号で追悼文を掲載する予定です。 という、あまり目立たない記事が掲載されてい…

JR北海道の路線・区間別収支

JR北海道は、4月留萌本線留萌・増毛間の廃止を届け出たのに続き、7月29日「持続可能な交通体系のあり方」についてを公表、輸送密度(人/キロ/日)の低い路線については路線廃止や上下分離の検討を進めるとした。これを受けて、石勝線夕張支線については夕張市…

『空の上の格差社会』

6月28日付で平凡社のサイトに掲載されたお詫びと訂正に、旅規ポータルの等級制からモノクラス制へが引用されている。 平凡社新書779『空の上の格差社会』(杉浦一機著)の中に、以下の不適切な部分がありましたので、おわびして訂正します。 41頁11―12行目 ×…

2015年の回顧

2015年は、北陸新幹線、仙石東北ラインなどの新線開業があった。2011年3月27日の名古屋市営地下阿哲桜通線の延伸開業以来4年ぶりである*1。また上野東京ラインの開業により、首都圏の鉄道ネットワークが大きく変わった。 このブログで書きもらしていたが、8…

続・IC乗車券の運賃計算経路

8月15日の記事に関連して、読者がメールで興味深いブログ記事を教えてくれた。千葉ニュータウン中央・舞浜間(経由北総鉄道、東松戸、武蔵野・京葉線)のIC定期券を所持する筆者が、東松戸で乗換えず、そのまま北総、京成、都営地下鉄で都内まで乗車する「実…

飛行機の乗り方

新古書店の「100円+税」棚で見つけた、「パラダイス山元の飛行機の乗り方」(ダイヤモンド・ビッグ社、2013年9月)。1日11回搭乗の「ミリオン・マイラー」が教えるヒコーキのあれこれ、というキャッチコピーのとおり、修行僧ともいわれるマイラーの荒行の日…

新幹線50年の技術史

10月1日の記事に書いたように東海道新幹線は法的に、また旅客営業制度の面でも、在来線の別線増設と扱われていた。しかし実態は、在来線のネットワークから独立した新しい交通システムである。鉄道工学の第一人者曽根悟氏の近著「新幹線50年の技術史」(講談…

日本国有鉄道百年史・総目次更新

デスクトップ鉄のデータルームの日本国有鉄道百年史・総目次を更新した。 国鉄が鉄道開業100周年記念に刊行した「日本国有鉄道百年史」は、本史だけで14巻10,000ページを超え、目指す記事がどの巻にあるか探すのが一仕事である。そのため2012年7月自分のため…

回遊乗車券

古書店の均一棚で昭和28(1953)年5月朝日新聞社から発行された「アサヒ相談室 旅行」という新書版を見つけた。巻末のリストによると、このシリーズ「カメラ」、「美容」、「買物」など23巻が記載され、「以下続刊」とある。戦後の混乱期を過ぎ、生活に若干ゆ…

日本国有鉄道百年史・総目次

鉄道史の資料として、鉄道事業者社史目録に続き、日本国有鉄道百年史・総目次を掲載した。 国鉄が鉄道開業100周年記念に刊行した「日本国有鉄道百年史」は、14巻の「本史」と5巻の別巻からなる。本史14巻は10,000ページを超え、100年間を6時代、6編に区分し…

国鉄・JRの社史等

鉄道事業者社史目録を更新し、国鉄・JR編を追加した。NDL-OPACで発行者が鉄道作業局、鉄道院、鉄道省、運輸省鉄道局、日本国有鉄道、日本鉄道建設公団等とJR各社の文献を検索した結果である。 「日本国有鉄道百年史」などの総合史だけでなく、様々な部局・地…

鉄道事業者社史目録

デスクトップ鉄のデータルームに鉄道事業者社史目録を掲載した。 多くの鉄道事業者が刊行している社史は、鉄道史の調査・研究に欠かせない。私鉄だけの目録ではあるが、鉄道史学会が1994年に編集・発行した鉄道史文献目録 私鉄社史・人物史編という労作があ…

現在乗車可能な最長片道切符ルート

最長片道切符ルートの変遷1961-2011に掲載している最新の最長ルートは、2011年3月12日九州新幹線博多・新八代間開業後の最長ルートである。ところが、前日の東日本大震災によって、最長ルートを構成する東北地方の路線の多くの区間が不通となってしまった。…

さらば、銀座の都電

昭和の特別な一日作者: 杉山隆男出版社/メーカー: 新潮社発売日: 2012/01メディア: 単行本 クリック: 4回この商品を含むブログ (4件) を見る杉山隆男「昭和の特別な一日」を読んでいる。第2章が「さらば、銀座の都電」で、銀座中央通を走っていた都電の1系統…

関西私鉄の運賃制度

関西私鉄の金額式回数券のルーツを調べるために、国会図書館で各社の社史を閲覧してきた。関西私鉄大手五社はいずれも創業100年を迎え、次のとおり百年史を刊行している。 事業者 設立年 開業年 社史 刊行年 南海電気鉄道 1884(大阪堺間鉄道 1885(阪堺鉄道) …

日本鉄道旅行歴史地図帳

大ヒットした新潮社の「日本鉄道旅行地図帳」の後継シリーズ、「日本鉄道旅行歴史地図帳」が5月スタートした。前シリーズは路線及び駅の変遷データが充実していたが、新シリーズは「”地図になった”列車の過去と現在」というキャッチフレーズで、列車の変遷…

井上ひさし氏逝去

井上ひさしさんが亡くなった。なぜデスクトップ鉄が井上ひさしなんだという疑問に答えて、鉄道の話題につなげてみよう。 小説「吉里吉里人」は上野発の夜行急行「十和田3号」に乗車していた作家と編集者が一関の手前で、吉里吉里国の独立騒動に巻き込まれる…

宮脇俊三@日本の偉人フェア

神保町の三省堂書店本店1階に「難局を打破した偉大な先人に学ぶ 日本の偉人フェア」というコーナーができている。歴史、文学、政治・経済、思想・哲学、音楽・芸術、科学・医学、スポーツの各分野で41名、40組(長嶋茂雄・王貞治が1組)が取り上げられ、そ…

幻の北海道殖民軌道を訪ねる

ISBN:9784330073095 内田百輭、阿川弘之、宮脇俊三と三代続いた鉄道紀行作家は、宮脇氏亡き後途絶えてしまったが、四代目の襲名が期待される新人が現れた。交通新聞社新書の1冊「幻の北海道殖民軌道を訪ねる」の著者田沼建治氏である。新人といっても、あと…

旅客事務用鉄道線路図

集英社から刊行が始まった「週刊・鉄道絶景の旅」。創刊号に付録「旅客事務用 鉄道線路図 昭和35年3月10日現在」がついている。国鉄職員が業務用に使っていた地図の復刻版である。創刊号特別価格の290円はこの付録だけでも価値があると購入した一人である。 …

続・日本鉄道旅行地図帳

「日本鉄道旅行地図帳」がフジテレビの「めざましテレビ ココ調」で昨日と今日二日にわたって紹介されたらしい。見逃してしまったが、ご覧になった方のブログによると、人気の理由は 正確な縮尺 廃線図 観光ガイド 軽さと大きさ で、マニア以外にも売れてい…

日本鉄道旅行地図帳

「日本初ありそうでなかった正縮尺の鉄道地図」というキャッチコピーの新潮社「日本鉄道旅行地図帳」全12巻が完結し、累計135万部を突破したそうだ。単純に12冊で割ると、日本には10万人以上の乗り鉄がいるということになる。 鉄道地図の代表は、時刻表の索…

30年後も永久永遠の時刻表2万キロ

ISBN:9784434128417 達 靖志著の「30年後も永久永遠の時刻表2万キロ」は、宮脇俊三氏が「時刻表2万キロ」に著した国鉄完乗に至る行程を30年後にたどった旅行記である。宮脇氏の旅行当時とは、鉄道路線網や列車ダイヤの体系が大きく変化しており、そのまま…

原口隆行『最長片道切符11195.7キロ』

2004年NHKが関口知宏の「列島縦断 鉄道12000キロの旅−最長片道切符でゆく42日−」を放映したことにより、一部の乗り鉄にしか知られていなかった最長片道切符の旅が一躍脚光を浴び、その後多くの挑戦者が現れたようだ。 多くの鉄道書の著者である原口隆行氏…

昭和18年の関西旅行

日本橋バビロン作者: 小林信彦出版社/メーカー: 文藝春秋発売日: 2007/09メディア: 単行本 クリック: 6回この商品を含むブログ (11件) を見る小林信彦の新刊「日本橋バビロン」を読んでいて気になる箇所があった。小学生の小林少年が父親と関西旅行をするく…

130円ポッキリで駅ナカ巡り

現在発売中のJTB時刻表7月号に、「松本典久のおもしろ鉄旅プランニング」という別冊付録がついている。その中に標題のプランが掲載されている。大都市近郊区間の制度を利用して、有楽町から東京までの130円きっぷで、東海道線、相模線、横浜線、中央線、武蔵…

「鉄道忌避伝説の謎」の書評

12月20日に青木栄一著「鉄道忌避伝説の謎―汽車が来た町、来なかった町」について書いたが、この本はけっこうブログで取り上げられている。 筆不精者の雑彙の墨公委さんが、3回にわたって書評を書かれていて、その中にネットに登場した紹介・書評・感想のリス…

鉄道忌避伝説の謎

青木栄一著「鉄道忌避伝説の謎―汽車が来た町、来なかった町」(吉川弘文館・歴史文化ライブラリー)を読んだ。東海道線の岡崎駅が市の中心部を避け、中央線が中野から立川まで直線ルートを取ったのは、東海道や甲州街道の宿場町が鉄道の通過に反対したためだ…