宮脇俊三@日本の偉人フェア

神保町の三省堂書店本店1階に「難局を打破した偉大な先人に学ぶ 日本の偉人フェア」というコーナーができている。歴史、文学、政治・経済、思想・哲学、音楽・芸術、科学・医学、スポーツの各分野で41名、40組(長嶋茂雄王貞治が1組)が取り上げられ、それぞれの偉人に関連する書籍4−7冊が展示されている。
「presented by 新書ガールズ」と掲示されているので、新書売り場の女性社員が企画したものと思われるが、その人選はかなりユニークである。スポーツの浅田真央は偉大かもしれないが、先人ではないだろう。歴史に聖徳太子徳川家康と並んで、手塚治虫。そしてなぜか科学・医学にわれらが宮脇俊三氏が名を連ねている。展示されている宮脇さんの関連本は、


ポップの顔写真は宮脇さんではない。誰だろうとずっと気になっていたが、昨日の工房Nishiさんのコメントを読んでやっと思い当たった。北杜夫である。見慣れた青年時代の写真と違っていたので、気がつかなかった。「どくとるマンボウ航海記」をベストセラーにした編集者の宮脇氏のとなりに住み、酒を飲みに行き来していた仲である。宮脇さんの写真は、平積みされている「別冊太陽」の表紙に大きく出ているのに、どうしてこんな取り違いが起きたのだろう。