第1回全国の鉄道路線五番勝負(開催予告)

次回の五番勝負は、第1回全国の鉄道路線五番勝負として、3月6日21時から以下のスケジュールで開催します。ぜひご参加ください。

  • 3月6日(金)21時:出題
  • 3月7日(土)21時:第1回採点、第1ヒント(アナグラム)提示
  • 3月8日(日)21時:第2回採点、第2ヒント(アナグラム)提示
  • 3月9日(月)12時30分:第3回採点、第3ヒント(地図リンク)及びアナグラムヒントの解凍文を提示
  • 3月10日(月)21時:終了

12月の試行版は想定解数が少なかったため売り切れが出ましたが、今回は5問とも想定解数20以上の問題です。クイズのページを更新し、出題及び解答方法を記載しました。 

また、2月22日の富山地方鉄道富山ライトレールの合併を反映し、全国の鉄軌道路線を更新しました。南北接続は第1回開催後の3月21日、本日の更新で区間の変更はありません。

3月14日の旅規改定

JR北海道から3月14日のダイヤ改定に伴う旅規改定が2月10日付で公告されていた。JR東海の運送約款の改正履歴にはまだ記載されていない。

特記すべきは、基準規程にあった特別車両料金(B)の特例が旅規に規定されたことである。基準規程101条の2の自由席特別車両券(B)の発売の特例(首都圏の普通列車グリーン車乗継)、101条の4の特定の特別車両券(B)の発売区間及び131条の5の特別車両料金(B)の特定が、それぞれ旅規58条4項、59条の2に、130条に規定された。

2011年版基準規程との差異は、旅規58条4項の適用除外の第11号として、2015年3月の上野東京ライン開業時に実施された

神田以遠(秋葉原方面)の各駅と新日本橋以遠(馬喰町方面)の各駅との相互間を乗車する場合

が追加された。また基準規程101条の4の第2号

中央本線中東京・高尾間及び青梅線(別に定める列車に限る。)

が旅規には規定されない。中央ライナー青梅ライナーの廃止に伴うものだろう。

このほか、「サフイール踊り子」・「WEST EXPRESS銀河」のグリーン料金が規定されている。どちらも急行料金の乗継割引は適用されない。

また、187条10号にただし書きが追加され、11月30日の記事のコメントで紹介されたJR東日本の回答が旅規に規定された。

第57条の3第2項の規定による場合の特別急行券の標記は、「B自由席特急券」の例により「B」を冠記して表示する。ただし、第125条第1項ロの(ハ)のbの料金を適用して発売する特別急行券を除く。

追記(2月16日):JR東海の運送約款の改正履歴にも2月13日付の旅規改正公告が掲載された。3月14日施行の改定だけでなく、4月1日実施の気仙沼線及び大船渡線のBRT区間の鉄道廃止、5月8日実施の札沼線北海道医療大学前・新十津川間の廃止もカバーしている。BRT区間の鉄道廃止により17条が次のように改定される。

気仙沼線BRT柳津・気仙沼間及び大船渡線BRT気仙沼・盛間の特殊取扱)
第17条 気仙沼BRT線柳津・気仙沼間及び大船渡線BRT気仙沼・盛間の一部又は全部の区間を乗車する旅客の取扱い等については、別に定める。

また、「四国まんなか千年ものがたり」の「全車両特別車両で運転する特別急行列車」への変更は4月18日乗車、「WEST EXPRESS銀河」は5月8日乗車となるものから実施と注記されている。156条の東京近郊区間への鶴見・羽沢国大間の追加は、11月30日遡及適用となっている。

本文に書かなかったが、3月14日から浪江以南が東京近郊区間、小高以北が仙台近郊区間となる。それぞれSuicaの首都圏エリアと仙台エリアに含まれる。その間桃内駅をはさんでわずか8.9キロなのに、エリアをまたがって利用することができない。

1月31日の旅規改定

JR東日本の旅規が1月31日現在に更新されている。JR北海道1月23日付公告によると*1、別表第4号(危険品)の改定(競技用ライフル銃用実包・空包の持込み数量緩和)だった。また156条(途中下車)の東京近郊区間に鶴見・羽沢横浜国大間が追加されていた。これに伴い、旅規ポータルのJR東日本旅規改訂履歴(条項順)・(日付順)を更新した。

永らく放置されていた85条(JR北海道との幹線相互を乗車する場合の追加)、157条(選択乗車区間の「南吹田方面」の追加)も訂正されていた。なお、各社の旅規は1月31日現在に更新され別表4が改定されているが、東京近郊区間に鶴見・羽沢横浜国大間を追加したのは、JR東日本だけである。

またコメントで情報提供があった阪堺電気軌道阪堺線恵美須町駅の移設に伴う0.1キロ短縮を反映して、全国の鉄軌道路線リストRailways of Japanを更新した。

 

*1:JR東海運送約款の改正履歴には、旅客連絡運輸規則の改正だけで、旅規の改正が記載されていない

線路名称と事業基本計画

全国の鉄軌道路線リストの凡例に書いている通り、JRの路線リストは国鉄から引き継いだ、部線体系による「線路名称」と、JR発足時に各社が提出し、鉄道事業のみなし免許の対象となった「事業基本計画」に記載されたリストの2種類がある。基本計画は、部線体系によらず、本線呼称をしない五十音順のリストで、路線の起終点は、東京駅に近い方が起点となっている。

鉄道要覧」は、基本計画に準拠しているが、路線の記載順序は五十音順ではなく、新規開業路線を除き線路名称の部線順になっている。

今回リストの作成に当たり、2019年度版鉄道要覧をチェックしていたら、富良野線和歌山線の記載位置が線路名称と違っていることに気が付いた。線路名称では、富良野線根室線の支線で根室本線の次、和歌山線は関西線の支線で片町線阪和線の間であるが、要覧は、富良野線留萌線の次、根室線の前、和歌山線紀勢線の次に置いている。1991年版の要覧は、線路名称の順になっていた。バックナンバーをチェックしてみると、富良野線は1993年版から、和歌山線2004年版から変更になっていた。

富良野線の移動は意味が分からないが、和歌山線は関西線から紀勢線の部に移管したようにもみえる。しかし「データで見るJR西日本」の営業線区によると、和歌山線紀勢線の前(なぜか阪和線の次)である。この表はJR西日本の線路名称に基づいているのかもしれないが、本線表記をせず、東海道線ではなく、北陸線から始まり、起終点も線路名称と基本計画の記載が混在している*1

「全国の鉄軌道路線リスト」の改訂で、起終点及び経由駅名を線路名称基準に統一したが、各社の最新の線路名称が公開されていないので「停車場変遷大事典」(1998、JTB)の記載に従った。刊行当時のものであり、その後変更があったかもしれない。三島会社では、廃止・転換によって本線1線だけになってしまった部も多く、線路名称の部線体系の意味が薄れてきた。JR四国は、発足時に線路名称を基本計画に合致させ、本線の呼称をやめ、起終点もこれに倣った。

一方、Railways of Japanは、もともと本線表記をしていないので、要覧の起終点に統一し、経由駅名は基本計画に準拠した(これも「停車場変遷大事典」によった)。線路名称に追加または変更、削除した経由駅名があり、両者を比較できる。

追記(2月1日):線路名称上のJR東日本京葉線区間表記が間違っていた。正しくは、運行系統通りの東京~蘇我市川塩浜西船橋西船橋~南船橋で、「全国の鉄軌道路線リスト」を訂正した。Railways of Japanが準拠している要覧の「西船橋蘇我、 東京~南船橋西船橋~南船橋」は、1987年4月の事業基本計画「西船橋蘇我」に、その後1988年開業した「新木場~南船橋市川塩浜西船橋」を追加、さらに1990年延伸開業した「東京~新木場」を追加したためと思われる。

また、線路名称の京葉線の掲載順序は総武本線の次、外房線の前である。西船橋分岐(のちに東京分岐)だから、千葉分岐の外房線より先に来るのが正しい。富良野線和歌山線に加え、京葉線も要覧の掲載順序が線路名称順と異なっていた。

*1:北陸線は線路名称の直江津~金沢、津山線は基本計画の津山~岡山

鉄軌道路線リスト

1月3日の東京メトロ銀座線短縮を反映して、英語ページのRailways of Japanを更新した。手間取っていたのは、2019年度の「鉄道要覧」(2019年3月31日現在)で全路線・区間をチェックしていたため。

理解と違っていたのは、三陸鉄道の路線名。JR東日本から山田線宮古・釜石間の移管を受け、従来の北リアス線南リアス線と統合し、全線をリアス線としたと報じられていたが、北リアス線南リアス線はそのままで、移管された区間だけがリアス線となっている。これは、三陸鉄道東北運輸局に提出した鉄道事業の旅客運賃の上限設定認可申請書でも確認できた。

また、JR貨物の第1種区間日豊線小波瀬西工大前・苅田港間や、神奈川臨海鉄道水江線の廃止が漏れていたことがわかり、訂正した。

英語ページの更新にあわせて、日本語版全国の鉄軌道路線リストをクイズのページに掲載した。今後開催する全国の鉄道路線五番勝負で参照してもらうためのもの。このブログの読者には蛇足になってしまうと思うが、鉄道事業の上下分離制度及びJRの「線路名称」と「事業基本計画」の路線リストの差異についても解説した。

 

東京メトロ銀座線改キロ

店頭に並んでいるJTB時刻表1月号の東京メトロ銀座線のページは、表参道・渋谷間のキロが1.3キロから1.2キロに変わっている。1月3日、銀座線渋谷駅が表参道駅方向へ約130m移設されるのを反映したものと思われる。時刻表には、

銀座線と半蔵門線の表参道-渋谷間では営業キロが異なります。この区間の運賃計算はどちらも半蔵門線営業キロを使用します。(1/3から)

と注記されているが、メトロの10月28日リリースには銀座線営業キロの変更と半蔵門線営業キロ適用について記載されていなかった。

東京メトロの旅客営業規程第13条は、

旅客運賃の計算その他の運送条件をキロメートルをもって定める場合は、鉄道営業キロ程による。ただし、次に掲げる区間については、表中に示した運賃計算キロ程による。

として、平行する路線のキロ程が異なる区間について適用するキロ程を定めている。

区間 キロ程 路線A 路線B
綾瀬・北千住 2.5 JR東日本常磐線 2.5 千代田線 2.6
日比谷・霞ケ関 1.2 日比谷線 1.2 千代田線 0.8
霞ケ関・国会議事堂前 0.7 丸ノ内線 0.7 千代田線 0.8
青山一丁目・永田町 1.3 銀座線(青山一丁目赤坂見附 1.3 半蔵門線 1.4
小竹向原・千川 1.0 有楽町線 1.0 副都心線 1.1
要町・池袋 1.2 有楽町線 1.2 副都心線 0.9
溜池山王虎ノ門 0.6 銀座線(運賃計算キロ) 0.6  銀座線(営業キロ 0.8
赤坂見附溜池山王 0.9 銀座線(運賃計算キロ)
丸ノ内線(赤坂見附・国会議事堂前)
0.9 銀座線(営業キロ 0.7
溜池山王・永田町 0.9 丸ノ内線赤坂見附・国会議事堂前) 0.9 南北線 0.7
永田町・四ツ谷 1.3 丸ノ内線赤坂見附四ツ谷 1.3 南北線 1.5.

この表に表参道・渋谷間が加わることになる。基本的に先行開業した路線のキロ程となっており、あとから開業した路線のキロ程が使われるのは、初めてである。

平行路線のない銀座線の溜池山王虎ノ門間にも運賃計算キロが設定されている。銀座線の営業キロ虎ノ門溜池山王間0.8キロ、溜池山王赤坂見附間0.7キロだが、運賃計算キロはそれぞれ0.6キロ、0.9キロとなっている*1溜池山王駅開業により平行区間となった丸ノ内線の国会議事堂・赤坂見附間の営業キロにあわせるためか。

第10回全国のJR駅五番勝負(総括)

第10回全国のJR駅五番勝負のコメントで、想定解漏れの指摘と感想をお寄せいただきありがとうございました。解説ページを更新しました。

急遽開催を決めた全国の鉄道路線三番勝負は、やはり準備不足が否めません。参照リストを提示せず、鉄道路線の定義も不十分でした。コメントで、

路線名は、各社の線路名称で定めている正式な路線名(鉄道要覧記載のもの。ただし「本線」と「線」の違いなど若干異なる)です。このクイズに参加するような方なら、当然承知されていると思っています。

と書いたのは、京浜東北線が運転系統名で、宇都宮線が愛称であることは、当然承知しているだろうという趣旨でした。西武秩父線西武有楽町線があることを知らなかったというコメントがありましたが、路面電車の路線名を知っている方はもっと少ないでしょう。例えば、富山地方鉄道路面電車は、本線、支線、安野屋線、呉羽線、富山都心線、富山駅南北接続線からなっています。やはり路線リストは必要ですね。なお、JR駅五番勝負は、駅が特定できれば通称名の解答も誤答としていません。

鉄道路線は問Cのように、駅名以外に出題の幅が広がるので、続けたいと思います。路線名の参照リストを準備したうえで、3か月ごとに全国のJR駅五番勝負か、全国の鉄道路線五番勝負のいずれかを開催(事前にどちらを開催するか予告)します。そのため、第1回全国の鉄道路線三番勝負は試行版と位置づけました。

出題駅、非該当駅、想定解数を満たす、出題者が意図しなかった別解については、「最終的に出題者がルールブック」のとおりですが、もちろん出題後共通項を変更することはありません。問題番号などにヒントが隠されていることがあります。今回は全問過去の類似問題で揃え、問一はまだ記憶に新しい第9回の問一と同じ「他に使われていない漢字」を、問二は第8回の問二と同じ「ローマ字順」を出題したつもりでした。

五番勝負の難易度分析(問題別回別)と全国のJR駅五番勝負・全想定解を更新しました。回別難易度は7位、問題別総合難易度も50問中問一が5位、問三が26位、問四が33位、問二が35位、誤答ゼロだった問五が48位と低かった。銅メダルが比較的早く、その後解答が伸びなかったことが難易度が高かったという印象を与えたのかもしれません。

仙台は解答機会が4問あり、全問解答されました。解答機会3問のあおば通清里も解答率100%。一方、長野は解答機会が5問あったのに、解答ゼロ。他に解答機会4問の宇都宮、加茂(信越本)、直江津、奈良、松山、水上 、山科も解答がありません。