JTB時刻表12月号

この間から気になっているのが、現在書店の店頭に平積みされているJTB時刻表12月号である。表紙は、JALの飛行機(ボーイング777?)の離陸シーンの写真である。グラビアページにもJALのファーストクラスとJクラスの情報が掲載されている。
JALの経営破綻が連日報道されているこの時期になぜ、JALの飛行機を表紙に持ってきたのだろうか。10月号、11月号の表紙はそれぞれ、成田エクスプレスE259系新型車、高山線ワイドビュー飛騨と、鉄道写真だった。9月号の表紙は、はとバスで、そのときもグラビアページのトップは「発見!東京の魅力満載のはとバスに乗ろう」という関連記事で、「取材協力/はとバス」とクレジットされていた。12月号のグラビアページは、何のクレジットもなく、限りなく広告に近い。新聞や雑誌に掲載される記事と紛らわしい広告には、「広告」と表示するものなのだが。
12月号のグラビアページが広告だとしたら、有料広告なのだろうか。それともJTBが大株主のJAL*1を支援するための無償広告なのだろうか。JTBも二期連続赤字と報じられているので、気になる。また、同じくJTBの株主である、ANAに対する配慮はどうなっているのだろうか。

*1:JTBは、非上場で有価証券報告書が提出されていないが、WikipediaによるとJALインターナショナルが、JTBの株主