阪急と阪神は、10月1日、梅田駅を大阪梅田駅に改称すると発表した。同時に阪急は河原町を京都河原町に、石橋を石橋阪大前に改称し、阪神は鳴尾を鳴尾・武庫川女子大前に改称する(阪急リリース、阪神リリース)。
はやりの市名+地名駅と大学名併称である。駅名に市名を冠する改称は、1982年11月3日の田川伊田、田川後藤寺が始まりだろう。関西では、2009年3月20日近鉄奈良線と阪神なんば線の直通運転開始時に大阪上本町、大阪難波が誕生した。2010年3月旧国名市の越前武生、筑後船小屋が、国名というよりも市名を冠した。
駅名改称の研究に書いているように、阪急は2012年12月、梅田、三宮、河原町駅の「大阪梅田」、「神戸三宮」、「京都河原町」への改称を検討すると発表したが、その後大阪梅田、京都河原町は撤回し、2013年12月21日三宮だけを神戸三宮に改称*1した。河原町については、地元の商店街が改称するなら四条河原町だと、京都河原町に反対した経緯があるようだ(タビリス2013年4月7日)。
大学名駅への改称は、2017年4月1日の東武伊勢崎線松原団地駅の獨協大学前駅への改称以来である。
追記(7月31日):阪急の京都河原町改称撤回について、タビリスの2013年4月記事を紹介したが、このブログでも書いていた(阪急河原町駅の改称)。6年前の記事で、失念していた。