西九州新幹線関連ウェブ更新(1)

9月23日の西九州新幹線開業に先立って、データルームの駅名関連ページを更新した。嬉野温泉駅、新大村駅と大村車両基地駅が新設され、肥前山口駅が改称される。

  1. 市名と駅名の関係(市代表駅)
  2. 町村名と駅名の関係(町村代表駅)
  3. 「国名*」駅-駅名接頭・接尾語考(2)と別表旧国名駅
  4. 「新*」駅-駅名接頭・接尾語考(3)と別表「新*」駅
  5. 駅名改称の研究と別表駅名改称 1987-2022

肥前山口駅は町名に合わせて江北駅に改称される。1895年九州鉄道の山口駅として開業し、国有化後の1913年肥前山口に改称した。1932年4月山口村ほか2村が合併し江北村が誕生したが、90年5か月(江北町となってからも70年5か月)経過して駅名を自治体名に合わせた。初鹿野の甲斐大和への改称の52年2か月を大きく上回る最長記録となった。駅名と一致する町村(町村代表駅のA区分)は、駅がある505町村中253町村となり、2007年以来ひさびさに50%を上回った。肥前山口の改称により、現役の国名駅は1987年の民営化直前の665駅から588駅に減少した。

嬉野市嬉野温泉駅は、1931年12月の肥前電気鉄道嬉野駅(旧嬉野町)廃止後91年ぶりの駅復活。「駅名改称の研究」の温泉駅に追加した。武雄温泉も新幹線駅となり、新幹線の温泉駅は、黒部宇奈月温泉に続く3駅となった。

在来線の対応駅と離れた場所に新幹線駅を設置するときは、対応駅名に「新」を冠すのが基本だった。その後複合地名駅の採用などでこれが崩れてきたが、JR九州だけがこれを維持しており、今回も新大村駅と継続した。