1月6日の記事に対しかしわさんからコメントがあったように、2025年1月19開業した大阪メトロ4号線(中央線)のコスモスクエア~夢洲の施設保有者大阪港トランスポートシステム(OTS)は、2025年鉄道要覧によると第3種事業者ではなく、第1種事業者だった。また、大阪モノレール国際文化公園都市モノレール線から副路線名の「(彩都線)」が削除されていた。これらを反映して全国の鉄軌道路線リストを更新した。
鉄道事業法で第一種事業は
他人の需要に応じ、鉄道(軌道法(大正十年法律第七十六号)による軌道及び同法が準用される軌道に準ずべきものを除く。以下同じ。)による旅客又は貨物の運送を行う事業であつて、第二種鉄道事業以外のものをいう。
と定義されている。自ら旅客又は貨物の運送を行わないOTSが第1種事業者になっている理由は不明だが、同様の例はJR東海交通事業城北線(第1種事業者:JR東海)と嵯峨野観光鉄道嵯峨野観光線(第1種事業者:JR西日本)がある。城北線はJR東海の第1種事業として鉄道要覧に記載されているが、JR西日本の嵯峨野観光は記載がない。嵯峨野観光線は山陰本線の旧線を使用しており、山陰本線の第1種事業に含まれているためだと思う。
なお、OTSは2005年6月30日まで、中央線の大阪港~コスモスクエア間をテクノポート線、南港ポートタウン線のコスモスクエア~トレードセンター前~中ふ頭間をニュートラムテクノポート線として自ら旅客運送を行っていた(大阪港~コスモスクエア間及びコスモスクエア~トレードセンター前は第1種鉄道事業、トレードセンター前~中ふ頭は軌道事業)。2005年7月1日、第1種鉄道事業区間は大阪市交通局に旅客運送を移管して第3種事業者となり、軌道区間は大阪市交通局に譲渡した。軌道区間を譲渡したのは、軌道に上下分離制度がなかったためだろう*1。
本日の更新では、備考欄の長期運休路線をアップデート、長らく放置していた復旧路線を削除した。
*1:その後2007年制定の地域公共交通の活性化及び再生に関する法律第10条で軌道運送高度化事業を実施する場合の上下分離(鉄道の第3種事業にあたる軌道整備事業と鉄道の第2種事業にあたる軌道運送事業)が定められた