昨日JR各社から2023年3月18日のダイヤ改正が発表された。鉄道コムは、私鉄を含む各社の公式リリース(JR東日本とJR西日本は、各支社のリリースにも)へのリンクを掲載している。JR7社共同の2023年春ダイヤ改正についてでは、次の9件(すべて本州3社の件名)が旅客列車関係の目玉となっている。
- 東海道・山陽新幹線で、定期「のぞみ」の所要時間を短縮、発車間隔を改善し、臨「のぞみ」を増やします
- 東海道・山陽新幹線で、N700Sで運転する列車を増やします
- 上越新幹線・北陸新幹線の所要時間を短縮、上越新幹線をE7系に統一します
- 高崎線特急にE257 系リニューアル車両を投入します
- 特急「ひだ」の全定期列車をHC85系に統一します
- 大阪駅(うめきたエリア)開業に伴い、特急「はるか」「くろしお」が大阪に停車し、おおさか東線の列車が大阪まで運転します
- 奈良線複線化工事の完了に伴い、京都~奈良間の所要時間を短縮します
- 有料座席サービス 新快速「Aシート」の運転本数を増やします
- 田沢湖線・京葉線・東海道線では新駅を開業します
新駅は、田沢湖線・前潟、京葉線・幕張豊砂と大阪駅(うめきたエリア)。大阪が同名駅となるが、新大阪~西九条は同一路線扱いとなるのだろうか。日高本線・浜田浦が廃止され、釧網本線・細岡が4月25日から11月30日のみ営業の臨時駅となる。留萌本線・石狩沼田~留萌の廃止は4月1日(3月31日限り)。
私鉄の目玉は、相鉄新横浜線・東急新横浜線の開業。相鉄本線からは東急目黒線(都営三田線、メトロ南北線、埼玉高速鉄道)へ、相鉄いずみ野線からは東急東横線(メトロ副都心線、東武東上線)への乗り入れが主体になる。相鉄・東急ともに新横浜駅での新幹線乗継をアピールしており、JR東海は、早朝新横浜始発の「ひかり」に加え、新大阪行きの下り臨時「のぞみ」を新設、土・月を中心に運転する。
9月5日の記事で書いたように、相鉄は、相鉄新横浜線西谷~新横浜を区間に含む IC 通勤定期乗車券を所持する旅客に対し、追加運賃なしで相鉄本線横浜駅での乗降を可能とする「YOKOHAMAどっちも定期」サービスを開始する。