西九州新幹線関連旅規改定

8月1日にJR九州JR東海から9月23日の西九州新幹線開業に伴う旅規改定が公告されていた(本日現在他の4社の公告はでていない)。

西九州新幹線は、線路名称としては武雄温泉・諫早間が西九州新幹線諫早・長崎間が長崎本線(新幹線)となる。16条の2で長崎本線諫早・長崎間(現川経由)が並行在来線に、16条の4で西九州新幹線武雄温泉・諫早間は単一の路線と規定された。

新大村・長崎間には、隣接駅間に準じた特定特急券が発売される(57条1項1号ニ(イ)a)。57条2項の「1個の急行列車とみなして1枚の急行券を発売する」区間に10号として武雄温泉・長崎間が追加される。

また、在来線特急「リレーかもめ」と西九州新幹線「かもめ」の武雄温泉駅での乗継ぎに関し、二つの列車を1個の列車とみなし全区間特急券を発売する規定が57条の3、7項として新設された。

 旅客が、鹿児島本線門司港佐世保線武雄温泉間に運転する特別急行列車(36 ぷらす3号を除く。)と新幹線の特別急行列車とを武雄温泉駅において出場しないで乗継ぎをする場合(接続のために一時出場する場合を含む。)は、鹿児島本線門司港佐世保線武雄温泉間の1個の特別急行列車及び新幹線の特別急行列車に対して、第 57 条第1項の規定にかかわらず1個の急行列車とみなして、全区間に対して特定の特別急行料金によつて指定席特急券立席特急券、自由席特急券又は特定特急券を発売する。

「特定の特別急行料金」は125条1号ハに定められている。

この取扱いは、2002年12月1日九州新幹線新八代鹿児島中央間が部分先行開業したときの新八代駅での「リレーつばめ」・「つばめ」の乗継ぎを踏襲した。上記条文は、当時の57条の3、5項とほとんど同じ。

旅客が、鹿児島本線門司港新八代間の特別急行列車と新幹線の特別急行列車とを新八代駅において出場しないで乗継ぎをする場合(接続のために一時出場する場合を含む。)は、鹿児島本線門司港新八代間の1個の特別急行列車及び新幹線の特別急行列車に対して、第57条第1項の規定にかかわらず1個の急行列車とみなして別に定める特定の特別急行料金によつて、全区間の指定席特急券又は自由席特急券を発売する。この場合、第57条の2に規定する乗継条件を具備する場合であつても、鹿児島本線門司港新八代間の特別急行列車に対しては乗継急行券は発売しない。

3月にリリースされていたように、10月1日から「はくたか」のグランクラス(A)が廃止される(別表第1号の3)。