史上最長片道切符の旅

1982年6月23日の東北新幹線大宮・盛岡間開業から、7月1日の仁堀航路廃止までの8日間、国鉄・JRの最長片道切符は史上最長だった。最長片道切符ルートの変遷 1961-2020に書いているように、ルートは様似⇔枕崎、券面距離は13,423.5キロ(鉄道13,222.5、航路201.0)。枕崎を6月23日に出発すると仁堀航路の廃止にまにあい旅行可能だった。

2015年9月15日記事2017年3月22日記事で、2年弱かけて史上最長片道切符のルートを旅行した史上最長片道切符を夢想する旅のAsaPi!氏を紹介した。廃止された区間は、代行バス、民間フェリー、自転車などを駆使して完遂した。

YouTuberの霧島氏が史上最長ルートを旅行し、旅行の動画を史上最長片道切符の旅にアップしている。旅行は松山まで進み現在中断中とのことだが、動画のアップは2日目の国分まで。この間のルート(JR線以外は経路を表示)は、

枕崎-鹿児島中央-隼人-栗野(山野線バス)宮之城(宮之城線バス)川内(肥薩おれんじ鉄道)八代(高速バス)えびの-都城-国分

南九州のネットワークが充実していた国鉄時代ならではの最長片道ルートで、栗野から吉松、隼人から国分と隣の駅に戻る。ただし、吉松駅は通過していない。肥薩線は2020年7月の豪雨で運休していて、並行する国道219号も不通で代行バスが運転されていない。タクシーで八代インターに行き、えびのインターまで高速バスに乗車、えびの駅まで歩いて、史上最長ルートに戻った。

山野線、宮之城線は、国鉄時代に乗車したが、沿線風景は記憶に残っていなかった。翌日の大隅線も同じだろう。