北総運賃訴訟二審も住民敗訴

l共同通信の記事

北総鉄道運賃値下げ二審も認めず 原告の沿線住民側が敗訴
 千葉県北西部と東京都東部を結ぶ北総鉄道北総線の運賃が高過ぎるとして、沿線住民5人が国を相手に値下げなどを求めた訴訟の控訴審判決で、東京高裁は19日、一審東京地裁判決を支持し、原告側の控訴を棄却した。
 鉄道利用者の5人に、訴訟を起こす資格(原告適格)があるかが争点の一つだった。昨年3月の一審判決は「違法に高額な運賃が設定されれば日常生活を揺るがす損害が生じる」として、国の運賃認可について原告適格があると認めた。
 高裁判決で坂井満裁判長は、北総線と同じ線路を走る京成電鉄成田空港線の運賃認可取り消しについても適格を認めたが、一審と同様、住民側の請求を退けた。

一審が認めなかった*1京成空港線の運賃認可取り消しについても、原告適格を認めたというのが注目される。判決内容がネットに掲載されたら、コメントしたい。

追記(3月21日):見逃していたが、3月5日の千葉日報が原告の上告を報じていた。
このブログで一連の記事を書き始めたのは北総線値下げ裁判の会に掲載された東京地裁への訴状と口頭弁論の準備書面を読むことができたからだ。その後掲載が途絶えたが、地裁の判決要旨と控訴状は、原告団長のブログに掲載されていた。しかし、高裁の判決はどこにも掲載されていない。