3月12日施行の旅規改定

3月12日の九州新幹線の全通開業に伴うJR九州の旅規改定の公告がウェブに掲載された。3月5日の東北新幹線はやぶさ」運転開始に伴う旅規改定に続いて、旅規ポータルの「JR東日本旅規改訂履歴」(条項順)(日付順)を更新した。
この旅規改定によって、特急券の発売と特急料金に関する条項は、以前にも増して複雑になった。これまでは、新幹線の特定特急券の発売区間は隣接駅間(除く九州新幹線)と後に新駅が設置された旧隣接駅間に限られていたが、博多・久留米間が追加された。しかし、隣接駅間の博多・新鳥栖間、新鳥栖・久留米間には発売されないのはどういうことだろう。また、これまで伝えられていたように東海道・山陽新幹線九州新幹線の特急料金は通算しないが、両線の乗継に係る各種の「特定特急券」と「特定の特別急行料金による特別急行券」の発売が規定された。2月3日の記事で予想したとおり、「みずほ」は「のぞみ」と同じ扱いになり、あわせて「のぞみ号等」と定義された。これらの特急料金に関する改定内容は、いずれ、JRの運賃計算ルールは複雑すぎるの「急行料金体系はもっと複雑だ」の章を全面改訂して紹介したい。