JR東日本の旅規改正履歴に7月1日の旅規改定が記載されている。ちょっと早いが旅規ポータルのJR東日本旅規改訂履歴(条項順・日付順)を更新した。
290 条の3、307条と309条は、危険物の車内持込み防止のために手回り品点検を強化する関連規定。旅客制度上の最大のポイントは、JR九州の普通回数券発売終了である(リリース)。39条1項に次のただし書きが規定された。
ただし、下関発又は着となるものを除く九州旅客鉄道会社線内相互発着となる区間については、第40条及び別に定める割引の普通回数乗車券を除き発売を行わないものとする。
民営化後34年を経て、JR6社共通の旅客制度がまたひとつ崩れた。なお、JR西日本もICOCAエリア内の普通回数券の発売を9月30日をもって終了すると発表している(リリース)。
データルームでは、5月27日の改定で基準規程の規定が旅規に移行したことに伴い、JRの運賃計算ルールは複雑すぎるとJR旅客制度特例の変遷を更新した。旅規と基準規程とに分かれていた急行券発売と急行料金規定が旅規に統一されたが、57条の特定特急券と57条の3の特定の特別急行券の2種類が混在し、発売規定と料金規定の対応が取れていないなど、相変わらずわかりにくい。