第12回全国の鉄道路線五番勝負(出題)

第12回全国の鉄道路線五番勝負を開始します。 次の各問の鉄道路線には共通する特徴があります。同じ特徴をもつ別の路線を答えてください。

問一 青い森鉄道青い森鉄道線阿武隈急行阿武隈急行線、あいの風とやま鉄道・あいの風とやま鉄道線名古屋臨海高速鉄道西名古屋港線甘木鉄道甘木線
非該当路線:JR東日本左沢線土佐くろしお鉄道阿佐線
想定解数:48
問二 JR東日本上越新幹線、東急・田園都市線IGRいわて銀河鉄道いわて銀河鉄道線長崎電気軌道・大浦支線、沖縄都市モノレール沖縄都市モノレール線
非該当路線:JR東日本東北新幹線、西武・池袋線信楽高原鐵道信楽線
想定解数:44
問三 京急・本線、福島交通・飯坂線、秩父鉄道秩父本線、えちぜん鉄道勝山永平寺線肥薩おれんじ鉄道肥薩おれんじ鉄道線
非該当路線:JR東日本水戸線北陸鉄道浅野川線
想定解数:48
問四 JR東日本東北新幹線JR西日本北陸新幹線JR九州九州新幹線野岩鉄道会津鬼怒川線平成筑豊鉄道門司港レトロ観光線
想定解数:48
問五 問題路線:JR西日本北陸新幹線富山地方鉄道・本線(鉄道)、のと鉄道七尾線、IRいしかわ鉄道・IRいしかわ鉄道線、ハピラインふくい・ハピラインふくい線
非該当路線:近鉄大阪線大井川鐵道大井川本線
想定解数:45

【解答の対象・方法】

  • 出題は、原則として開始時点に入手できる情報に基づいています。対象路線は、鉄道事業法または軌道法に基づき旅客営業を行っているJR及び非JRの鉄軌道路線(全国の鉄軌道路線リストに記載している旅客キロが0でない路線)です。
  • 事業者が異なる同じ名称の路線は、別路線とします。区間の不連続や支線の分岐などによって分割されている路線は、全体を一路線として扱います*1。線名に本線・支線を含む路線はこれを除いた名称、地下鉄路線は号線名または通称名のいずれかが共通項になることがあります。
  • 駅に関連する共通項においては、旅客駅のみを対象とし、信号場等は対象外です。ただし、阿佐海岸鉄道の起終点の阿波海南信号場と甲浦信号場は、隣接してバスモードの停留所があるので旅客駅として扱います。日田彦山線はBRT区間も対象ですが、BRTの新設駅は旅客駅としません。気仙沼線BRT・大船渡線BRTは路線が対象外です。
  • この記事のコメント欄(採点後は、その記事のコメント欄)に、1問につき1路線だけ、問題番号と事業者名・路線名を書き込んでください。解答の事業者名・路線名は全国の鉄軌道路線リストを参照してください。事業者名はリストにある名称またはカッコ書きの略称を使ってください。同名の路線がある富山地方鉄道立山黒部貫光は、富山地方鉄道・本線(鉄道)、本線(軌道)、立山黒部貫光鋼索線(黒部)、鋼索線(立山)とカッコ内を附記し、区別してください。一路線だけの事業者は路線名を省略しても有効とします。また地下鉄路線の通称名*2のみでも有効とします。
  • コメント欄にすべてのコメントが表示されないので、「もっと読む」をクリックし、既解答をすべて表示してから書き込んでください。また第1回採点後五番勝負問題・解答に既解答を記載します。
  • 共通する特徴は、絶対に書き込まないでください。 採点があるまで、同じ問題で別の解答を書き込まないでください。ただし、他の解答者が解答済みの路線、問題として提示された路線、または現存しない路線を解答した場合は、採点を待たずに再解答できます。また、採点で誤答となった場合は再解答できます。
  • 書き込んだ解答を削除しないでください。はてなユーザーは、ログイン状態で書き込むとコメントを削除できますが、削除した時点でクイズから撤退したものとみなし、以後解答があっても採点しません。

【開催スケジュール】

  • 3月24日(日)7時に第1回採点を行ない、第1ヒント(8文字アナグラム及び画像)を提示します。
  • 3月25日(月)7時に第2回採点を行ない、第2ヒント(7文字アナグラム及び地図)を提示します。
  • 3月26日(月)20時に第3回採点を行ない、アナグラムヒントの解凍文を提示します。状況により第3ヒントを提示することがあります。
  • 3月26日(火)7時に終了し、共通項を発表します。

【免責】

  • 出題路線または非該当路線の間違い、想定解の見落としによる誤判定などが起こる可能性があります。この場合出題者が妥当と判断する救済措置をとります。

*1:東北本線(埼京線)のような解答はない

*2:名古屋市名城線は2号線と4号線にわかれているので注意

第12回全国の鉄道路線五番勝負(開催予告)

第12回全国の鉄道路線五番勝負を、来週の土曜日3月23日午前7時開始、26日午前7時終了のスケジュールで開催します。

  • 3月23日(金)7時:出題
  • 3月24日(日)7時:第1回採点、第1ヒント提示
  • 3月25日(月)7時:第2回採点、第2ヒント提示
  • 3月25日(月)20時:第3回採点、アナグラムヒントの解凍文(及び第3ヒント)提示
  • 3月26日(火)7時:終了

過去問等は、クイズのホームページにあります。

開催を前に全国の鉄軌道路線リストを3月23日現在に更新、3月16日のJR西日本北陸新幹線敦賀延伸開業、北陸本線敦賀大聖寺間のハピラインふくい、大聖寺・金沢間のIRいしかわ鉄道への移管、3月23日の北大阪急行電鉄箕面萱野延伸開業を反映した。あわせて、全国のJR駅リストも3月16日現在に更新した。

本日、データルームの英語ページのRailway NewsRailways of Japanを更新、北陸新幹線延伸開業、北陸本線第3セクター移管を記載した。また旅規ポータルのJR東日本旅規改訂履歴(条項順)・(日付順)を更新し、3月16日施行に加えて4月1日施行の改定を追加した。

駅名関連ページ更新

明日の北陸新幹線敦賀延伸開業と北陸本線敦賀・金沢間の第3セクター移管を前に、データルームの駅関連ページを更新した。

「駅名改称 1987-2024」は、3月16日の西鉄試験場前の聖マリア病院前への改称を、「駅名改称の研究」では学園駅に3月23日開業の北大阪急行箕面船場阪大前を追加した。

2月13日の記事に書いたように、「市区町村名と駅名(1949)」の路線名を1958年以降の「私鉄要覧」を閲覧して見直したが、いくつかの漏れの指摘を受けた。たとえば、東武桐生線は相老線、野田線の柏以南は船橋線と通称と異なった路線名が記載されていた。これらを訂正するとともに、北陸本線第3セクター移管を注記し、新規開業の越前たけふ駅、西松任駅のを備考欄に追加した。

 

2024年春の運賃改定

2024年も運賃値上げが相次ぐ。次の各社は上限運賃変更認可申請を行った。

事業者 路線 実施時期 改定率
(普通・通勤・通学)
リリース
芝山鉄道   2024/03/16 10.0% 10.0% 0.0% 2023/12/13
ディズニーリゾートライン   2024/03/16 14.6% 14.7% 14.4% 2024/02/26
東京モノレール   2024/03/16 11.5% 16.1% 0.0% 2023/06/16
伊豆箱根鉄道 大雄山線 2024/03/16 10.3% 24.0% 10.1% 2023/12/25
福井鉄道   2024/03/16 17.6% 15.0% 14.8% 2023/11/27
えちぜん鉄道   2024/03/16 10.3% 10.5% 5.7% 2023/12/07
名古屋鉄道   2024/03/16 10.5% 11.6% 0.0% 2023/09/01
流鉄   2024/04/01 9.7% 10.0% 10.1% 2023/09/07
黒部峡谷鉄道   2024/04/01 25.2% 25.6%   2023/12/11
遠州鉄道   2024/04/01 9.7% 17.6% 5.7% 2023/10/31
豊橋鉄道 渥美線 2024/03/16 12.9% 12.7% 12.1% 2023/09/01
市内線 11.1% 10.2% 10.8%
水間鉄道(申請中)   2024/04/01 11.5% 17.0% 22.3% 2024/02/09

鉄道駅バリアフリー料金加算は2社。

事業者 対象エリア 実施時期 算額
(普通・通勤(1,3,6ケ月))
リリース
京成電鉄 全線(除く成田空港線 2024/03/16 10 600 1,710 3,240 2023/09/15
JR東海 名古屋近郊*1東海道新幹線*2豊橋岐阜羽島 2024/04/01 10 300 900 1,800 2022/11/17

京成と名鉄を最後に大手私鉄14社はすべて運賃改定またはバリアフリー料金の加算を実施する。逆にいすみ鉄道は通学定期を大幅に値下げする(リリース)。

*1:東海道本線豊橋~大垣、中央本線多治見~名古屋、関西本線名古屋~四日市武豊線

*2:東京~品川(フレックス定期は東京~新横浜)、京都~新大阪は2023年実施済

市区町村名と駅名(1949年)改訂

市区町村名と駅名(1949年)を改訂した。主として私鉄の路線名の見直し。11月29日の記事で「鉄道要覧」の前身の「私鉄要覧」が刊行されたのは、昭和45年度(1970)版からと書いたのは間違いだった。和久田康夫「私鉄史ハンドブック」によると、1947年版が最初とのこと。1947年、48年版のあとは加除式になり、1957年から年刊として刊行されたようだ。国会図書館のオンラインサービスで、1958年度版以降が閲覧できる。

1948年度版が閲覧できれば1949年6月1日時点の路線名がわかるが、それから10年後の1958年度版にもまだかなりの地方私鉄が残っており、これにもとづいて路線名を見直した。電車線としていた山梨交通は3路線に分かれており、記載駅はすべて西部線にあった。仙北鉄道など路線名が記載されていない路線はカッコ表示にした。

また各年度版でその後の変遷を調べた。表に記載されている路線について、その後の変化を記す。変更時期は「私鉄(民鉄)要覧」で変更があった前年度とした。

表に記載のない路線を含め「本線」関連が大半を占める。京急本線は湘南線が1962年度に改称したもの。阪急神戸本線は、京都本線宝塚本線と同じ1972年度。この改称時に京都線の大阪側ターミナルが、天神橋筋六丁目から十三に変更になった。十三・淡路間が十三線から京都線に、天神橋筋六丁目・淡路間が京都本線から千里線(旧千里山線が改称)に編入された。

なお、国会図書館のオンラインサービスは利用者登録が必要。オンラインで閲覧できるのは昭和52年度版まで。ただし、昭和35年度版が2冊あり、どちらも昭和36年3月1日現在となっているので、正しくは昭和36年度版。昭和35年度版は掲載されていない。また昭和40年度版もない。昭和53年度版以降は国会図書館の端末または紙の本で閲覧可能だが、昭和62年度版はない。

 

 

3月16日のJR旅規改定

JR東日本の運送約款のサイトに2月1日付で、3月16日施行の旅規改正公告が掲載された。JR西日本北陸新幹線敦賀延伸開業関連、乗継特急料金廃止及び首都圏特別車両料金(B) の改定がメインである。JR東海の鉄道駅バリアフリー料金は4月1日施行で未掲載。

既報(2023年9月23日記事)のとおり乗継特急券が廃止され、第57条の2(乗継急行券の発売)が削除される。敦賀駅での在来線と新幹線の乗継は、第57条の3(特定の特別急行券の発売) に第8項が新設され、料金は第125条第1号ニに「第57条の3第8項の規定により発売する特別急行料金」として規定される(金額は別表第2号ク)。

8 旅客が、北陸新幹線富山・敦賀間の新幹線停車駅と、新幹線以外の線区の特別急
行列車の停車駅との相互間を、次の各号の1に該当する列車に乗車し敦賀駅で出
場しないで乗継ぎをする場合は、新幹線と新幹線以外の線区とを通じた全区間(第
57条第2項第1号の規定により2個以上の特別急行列車を乗り継ぐ場合を含む。)
に対して特定の特別急行料金によって指定席特急券立席特急券又は自由席特急
券を発売する。 
特別急行列車しらさぎ号 
特別急行列車サンダーバード号 
⑶ 別に定める特別急行列車

首都圏特別車両料金(B) の改定が昨年12月15日にリリースされた。現行の事前料金・車内料金と平日料金・ホリデー料金の区分を一本化し、 Suica グリーン料金と通常料金(紙のきっぷの料金)の区分に変更される。旅規第130条第2号には、通常料金が規定されている。JR東日本が同時に発表したICカード乗車券取扱規則の改定公告は2月1日施行の別表のバス事業者の追加と削除で、Suicaグリーン料金の規定はまだ発表されていない。

箱根登山鉄道が社名変更

小田急は24日、小田急箱根グループの4月1日付組織再編を発表した(リリース)。

小田急電鉄が100%所有する中間持株会社小田急箱根ホールディングスとその傘下の箱根登山鉄道箱根観光船、箱根施設開発が合併、小田急箱根に社名を変更する。箱根登山鉄道を存続会社としているが、鉄道事業者としての箱根登山鉄道の名称が消滅する。

小田急箱根ホールディングスは、(旧)箱根登山鉄道が2004年商号変更した。同時に会社分割により(新)箱根登山鉄道が設立され、鉄道事業を承継した(2022年3月21日の記事参照)。リリースの資料では小田急箱根HDの設立を2004年10月1日、箱根登山鉄道の設立を1928年8月13日としているが、法人としては逆だろう。だから箱根登山鉄道が存続会社というのも疑問がある。

京成電鉄新京成電鉄合併、南海電鉄泉北高速鉄道合併と組織再編が続いている。2023年12月21日の記事で、上場鉄道事業者の100%子会社の鉄道事業者として箱根登山鉄道を記載したが、新京成等の2005年4月1日より1年早い再編となった。