箱根登山鉄道が社名変更

小田急は24日、小田急箱根グループの4月1日付組織再編を発表した(リリース)。

小田急電鉄が100%所有する中間持株会社小田急箱根ホールディングスとその傘下の箱根登山鉄道箱根観光船、箱根施設開発が合併、小田急箱根に社名を変更する。箱根登山鉄道を存続会社としているが、鉄道事業者としての箱根登山鉄道の名称が消滅する。

小田急箱根ホールディングスは、(旧)箱根登山鉄道が2004年商号変更した。同時に会社分割により(新)箱根登山鉄道が設立され、鉄道事業を承継した(2022年3月21日の記事参照)。リリースの資料では小田急箱根HDの設立を2004年10月1日、箱根登山鉄道の設立を1928年8月13日としているが、法人としては逆だろう。だから箱根登山鉄道が存続会社というのも疑問がある。

京成電鉄新京成電鉄合併、南海電鉄泉北高速鉄道合併と組織再編が続いている。2023年12月21日の記事で、上場鉄道事業者の100%子会社の鉄道事業者として箱根登山鉄道を記載したが、新京成等の2005年4月1日より1年早い再編となった。