共通項を発表し、第14回全国の鉄道路線五番勝負を終了します。
問題 | 共通項 | 想定解数 |
---|---|---|
問一 | JR東日本と直通定期列車がある路線 | 37 |
問二 | JR貨物の第2種事業運行路線 | 79 |
問三 | 表記・読みが一致する他市の市名駅(その市にはない)がある路線 | 61 |
問四 | 一級河川を最下流で渡河する路線 | 58 |
問五 | 定期市由来と思われる漢数字+「日市」・「日町」駅がある路線 | 29 |
全想定解を記載した全国の鉄道路線五番勝負想定解・解説 をこのあと掲載します。想定解の漏れがあれば、ご指摘ください。以下、問題別に。
問一は、JR東日本との直通が特徴的な路線を出題路線に並べ、非該当を提示しなかった。写真ヒントは、熱海駅停車中の伊豆急リゾート21。地図ヒントは、東北新幹線と北海道新幹線が接続する新青森駅。
問ニ。非該当の佐世保線は2022年西九州新幹線開業時に運行を中止。第一種事業の水島臨海鉄道(JR貨物が出資する)で貨物線に誘導した。写真ヒントは、石油タンク車が停車する根岸駅。地図ヒントは、もともと東海道貨物支線の名古屋貨物ターミナル。
問三。非該当の鹿児島本線八幡駅の読みは「やはた」、南海本線の紀ノ川駅は紀の川市と表記違い。とさでん交通後免線の長崎駅は本家の長崎市にある(これを見逃した誤答が多かった)。写真ヒントは、常磐線・千代田線の綾瀬駅。地図ヒントは、大村市の松原駅と諏訪駅を示した。
問四。問題の近鉄名古屋線と非該当の関西本線を手掛かりとして提示したが、ヒント前完答を阻止するための今回の最難問。第1ヒントのアナグラムと写真(一級河川としてはマイナーな鶴見川)で正答が出た。地図ヒントで木曽川橋梁における関西本線と近鉄名古屋線の位置関係を示し、解答ラッシュとなった。
問五は、3駅該当する広電宮島線を提示し、今回最も易しいと想定していたが、意外に正答が伸びなかった。写真ヒントは、横浜線十日市場駅の電光掲示板。ローマ字駅名を一部隠したが、画像ファイル名に表示されている。地図ヒントは広電宮島線の該当3駅。
前回は誤答ゼロだったので、今回は多少難易度を高めました。久々の参加者もあり、参加者は前回の14名、総回答数は81と第7回以来の最多となりました。感想をいただければ幸いです。
開始時にに立ち会える機会を増やすため、3回続けて土曜日の朝7時開始としましたが、開始時の参加者は減ったように思います。金曜日21時開始と比べて、いかがでしょうか。年明けに第20回全国の鉄道駅五番勝負を開催する予定ですが、ご希望により1月4日7時または3日21時からにします。
追記:白桃さんから指摘された問三の地図ヒント、間違っていました。正しくは、解答状況からリンクした松原駅でした。ご迷惑をおかけしました。解説記事の紀ノ川は訂正しました。
追記2:Nさんのご指摘で解説記事を訂正・加筆して更新しました。問三と問五の想定解がそれぞれ、61、29に変更になります。問五はすべてが定期市由来であるという裏付けが取れないので、共通項を「定期市由来と思われる漢数字+「日市」・「日町」駅がある路線」に変更しました。もともと「定期市由来の」はあとから付け加えたものでした。
問四の新神通川橋梁ですが、高山本線が南から合流することからあいの風とやま鉄道線が北(河口に近い)だろうと考えていたら、良い資料が見つかりました。時をかける3つの橋の写真に、北側の複線があいの風、南の単線が高山本線となっています。
追記3(11月8日):問四の想定解の考え方について、補足します。
原則として各橋梁につき1路線で、河口に近い線路の第1種または第2種事業者という意図でした。ただし、第1種と第2種が路線を共通する区間(JR西日本・のと鉄道七尾線の七尾・和倉温泉間など)、第1種事業者が2路線ある区間(両毛線とわたらせ渓谷線の桐生・下新田信号場間など)は両者を想定解にするつもりでしたが、問四の想定解に該当する区間はありません。
新神通川橋梁は、高山線列車があいの風とやま鉄道線を走行しているということは知りませんでしたが、わたらせ渓谷線と異なり、JR西日本は自前の高山線の線路を所有しているので、非該当としました。
Nさんの追加コメント及びやまやまさんのコメントを反映して、問一の想定解リストを加筆訂正しました。