第13回全国の鉄道路線五番勝負(終了)

共通項を発表し、第13回全国の鉄道路線五番勝負を終了します。

問題 共通項 想定解数
問一 全国原子力発電所所在市町村協議会の会員自治体に駅がある路線 17
問二 旧国名市町(州・かなを除く)に駅がある路線 45
問三 一県一駅の駅がある路線(1駅だけの路線を除く) 30
問四 駅名に「駅」を含む駅がある路線 32
問五 11両以上連結の列車が走行する路線 25

全想定解を記載した全国のJR駅五番勝負想定解・解説 をこのあと掲載します。想定解の漏れがあれば、ご指摘ください。以下、問題別に。

問一。「原子力発電所 自治体」で検索するとこの協議会がトップにくる。常磐線小浜線から原発が見えてくるだろうと出題したが、ヒント前の正答4は意外だった。非該当の函館本線は、小沢駅の共和町が準会員。
写真ヒントは、会員の美浜町役場。地図ヒントは、唯一県庁所在地にある島根原発一畑電車を画幅に収めた。

問ニは、出題路線と非該当路線から旧国名市町に容易にたどり着くと考えたが、意外に正当が伸びなかった。写真ヒントの越前たけふ駅、地図ヒントの播磨町も、テキストリンクで市町名を提示したのだが。

問三。東海道新幹線は、岐阜県滋賀県京都府大阪府に各1駅。非該当の木次線広島県に2駅、京王相模原線は、5回都県境をまたぎ神奈川県に計3駅。
写真ヒントは、埼玉県の表示がある和光市駅の駅名票と有楽町線の電車。

問四。問二とともにサービス問題のつもりだったが、想定解数に痛恨のミスをしてしまった。路面電車以外の福塩線北松江線の駅を調べれば、駅家と湖遊館新駅に気が付くだろうと想定。
写真ヒントは、福武線福井駅停留所。地図ヒントの荒川線は、縮尺を調整して停留所名を隠した。

問五は、今回の最難問のつもりだったが、ヒント前に正答された。17両で両数最大の東北新幹線はやぶさ・こまち(402m)と最長の東海道新幹線(16両405m)を出題。首都圏の私鉄は、非該当に提示した小田急を含め20m車では10両が最長で、非JRで11両以上は、18m車12両の京急と7m車13両の黒部峡谷鉄道だけ。なお、小田急ロマンスカーLSEは連接車で11両だったが、2018年に運行を終了した。
写真ヒントは、両数を明示したJR東日本新幹線改札口の電光掲示板。17両の「はやぶさ・こまち」と10両の新函館北斗行「はやぶさ」が同時に表示されている。ヒント効果で正答が伸びた。

今回は、問四の想定解数ミスが誘発した参考(誤答)を除くと誤答ゼロ。解答者が10名にとどまったこともあって総解答数47は、JR駅五番勝負・鉄道路線五番勝負を通じて過去最低だった。10名程度の参加者がいる限り五番勝負は続けるつもり(次回は10月末に、続けて鉄道路線五番勝負を予定)ですが、今後とも不手際はご容赦ください。感想をいただければ幸いです。

追記:コメントを受けて追記します。

問三:1駅だけの三岐鉄道近鉄連絡線と富山地方鉄道富山駅南北接続線は想定していなかった。共通項を「一県一駅の駅がある路線(1駅だけの路線を除く)」に変更する。
出題当初、中間駅が一県一駅の東北本線(古河)、肥薩線(真幸)と東武日光線板倉東洋大前)は想定解に数えていなかったが、日光線が解答された。東海道新幹線を出題し、東北新幹線(大宮)、九州新幹線新鳥栖)を想定解に含めていたのと整合性をとって、3線を追加した。
JR東西線(尼崎)は、想定解に追加する。メトロ副都心線は、小竹向原~渋谷なので非該当。なお、京成空港線北総線区間の第2種事業の実態は乗り入れとみなしていたので、鉄道旅客駅リストに京成線の駅として記載していなかった。

問四:東山・おかでんミュージアム駅は、岡山電気軌道の公式ページの路線図に記載されていたので、鉄道旅客駅リストに追加した。

問五:上越線(越後湯沢~ガーラ湯沢)は想定解に追加する。横須賀線は備考に注記。中央本線の「あずさ」区間を東京~代々木に訂正した。