2021年春JRダイヤ改正

昨日JR各社から2021年3月13日のダイヤ改正が発表された。鉄道コムに各社の公式リリースがまとめられている。共同リリースで旅客列車関係の目玉とされているのは、次の7件。

  • 東海道新幹線の一部「のぞみ」の所要時間を短縮し、速達化を図ります
  • 東海道・山陽新幹線を直通する一部の「のぞみ」の所要時間を短縮し、首都圏の滞在可能時間を拡大します
  • 東北・北海道・上越北陸新幹線の所要時間を短縮します
  • 東海道線特急の利便性・快適性を向上します
  • 東京100㎞圏の主要路線で終電時刻の繰り上げなどを行い、保守作業時間を拡大します
  • 近畿圏の主要路線で深夜帯のダイヤ見直しを実施します
  • 特急の一部列車を臨時列車とします

終電の見直しなど報じられていたが、JJR東日本リリースの特急「湘南」の新設は初耳だった。「湘南ライナー」「おはようライナー新宿」「ホームライナー小田原」を廃止して、平日朝上り10本、夕夜間下り11本をE257系リニューアル車両で運転する。同じくE257系リニューアル車両に統一される特急「踊り子」とともに、「新たな着席サービス」を導入する。

2014年春常磐線に、2019年春中央線に導入した自由席を廃止し、座席未指定券を指定券特急料金と同額とする特急料金体系を東海道線にも適用する。ホームライナーの特急化は、2019年「中央ライナー」「青梅ライナー」に代わる特急「はちおうじ」「おうめ」を新設したときと同じ。

常磐線・中央線などの料金と同額の特急料金がJR東日本のページに記載されている。現行のホームライナー料金520円から値上げとなる。なお、「踊り子」に適用されているB特急料金(通常期指定席料金)からは値下げとなるが、この区間の指定席利用者は多くなかっただろう。

  -50キロ -100キロ -150キロ
えきねっと*1 660 920 1,480
事前料金 760 1,020 1,580
車内料金 1,020 1,280 1,840
現行B特急料金*2 1,050 1,480 1,890

ダイヤ改正に合わせて新設される駅は、JR東日本奥羽本線秋田・土崎間の泉外旭川駅(いずみそとあさひかわ)にとどまった。JR北海道の廃止駅はないもよう。

*1:START記念キャンペーン期間は200円引き

*2:JR東日本区間