2011年5月18日に予告されていた、交通系ICカードの全国相互利用が2013年3月23日開始すると、11社*1の連名でリリースされた。参加するICカードは、Kitaca、PASMO、Suica、manaca(マナカ)、Toica、PiTaPa、ICOCA、はやかけん、nimoca、SUGOCAの10種類。ただし、電子マネーによるショッピングはポストペイ方式のPiTaPaを除く9カードだけが相互利用可能である。
2011年5月18日リリースとくらべると、参加する鉄道事業者は51から52に1社増加した。増えたのは、神戸市交通局とJR四国で、減ったのは札幌市交通局である。2011年5月20日の記事に書いたように、札幌市はSuica事業者として2013年度中に参加する予定だった。リストされている事業者は「2013年3月23日のサービス開始時点のものです」と注記があるので、遅れて参加するのかもしれない。
PiTaPa加盟の鉄道事業者のうち、能勢電鉄、山陽電気鉄道、神戸高速鉄道、神戸新交通、北神急行電鉄と神戸電鉄は相互利用に参加しない。能勢電鉄は阪急と、神戸高速鉄道、山陽電気鉄道及び神戸電鉄は阪急、阪神と、北神急行電鉄は神戸市営地下鉄とそれぞれノーラッチ接続している。阪急梅田・高速神戸間や三宮・谷上間でSuicaが利用できないのは、利便性を大きく損なうと思うが、何か理由があるのだろうか。