オレンジカード発売終了

昨日JR各社から、2013年3月31日限りでオレンジカードの発売終了が発表された(JR東日本のリリース)。
オレンジカードは、国鉄時代末期の1985年3月25日に首都圏の主要駅で販売が開始されたが、全国で発売され、旅規にも規定されたのは、1986年11月1日。当初は、1,000円券、3,000円券、5,000円券と10,000円券の4種が発売され、5,000円券には300円、10,000円券には700円のプレミアムがついていた。登場時点は、オレンジカード用の乗車券類発売機による乗車券類等との引き換えだけだったが、89年4月1日に運賃の精算にも使えるようになった。94年3月1日に、回数券等の購入に使用できなくなり、04年3月13日、5,000円券と10,000円券の発売が終了した。
JR東日本では、自動改札機に直接投入できるイオカード*1が91年3月1日、Suicaが01年12月1日登場し、オレンジカードは急速に発売枚数を減らしていった。Wikipediaによると、JR東日本オレンジカード発売額は、1991年がピークで327億円あったが、2006年には13億円に減少したという。

追記(12月6日):オレンジカードの画像を添付

*1:05年3月31日販売終了。06年2月10日自動改札機での使用終了