東京メトロ銀座線の改キロ

乗車記録を整理していて、銀座線の乗車キロがおかしいことに気がついた。うかつな話だが、JTB時刻表のバックナンバーを調べてみると、2001年12月号と2002年4月号の間に、虎ノ門溜池山王間と溜池山王赤坂見附間の営業キロが次のとおり変更になっていた。

区間 〜2001年12月号 2002年4月号〜
虎ノ門溜池山王 0.6キロ 0.8キロ
溜池山王赤坂見附 0.9キロ 0.7キロ

1997年9月30日、南北線四ツ谷から延伸した際、銀座線にも溜池山王駅が設置された。その後溜池山王駅が移転したことはない。このようなときたよりになる、「スパナビ」のダイヤ・運賃・新線・新駅・改称・改キロ・工事の履歴にも、「駒鉄太郎の鉄道データベース」の路線改廃ニュースを見ても、この改キロについての記載はない。

南北線で駅の移転を伴わない改キロが行われたことがある。目黒まで延伸した2000年9月26日に、溜池山王・永田町が0.2キロ短縮され0.7キロとなり、永田町・四ツ谷間が0.2キロ増加して1.5キロとなった。この改キロは駒鉄太郎の「路線改廃ニュース」に記載されている(スパなびの改訂履歴は、サイトが開設された2001年3月以降であり、当時の記録はない)。

銀座線の改キロは、溜池山王赤坂見附間の営業キロを運賃計算上同一区間である南北線溜池山王・永田町間にあわせて0.7キロに統一したのかもしれない。しかし、同じく運賃計算上の同一区間で、0.9キロと一致していた、丸の内線国会議事堂前・赤坂見附間と0.2キロの差がつくことになった。

いったい何のための改キロだったのだろうか。その理由をご存知の方、また改キロの実施日をご存知の方、ぜひご教示ください。