メトロラッチ外乗換駅全駅踏破

データルームの初期のコンテンツに、2003年5月初出の営団ラッチ外乗り継ぎ事件顛末記がある。2000年当時の営団のラッチ外乗換9駅*1を160円で連続踏破した記録を記載している。その後、2008年6月渋谷駅がラッチ外乗換となり、Excelソルバーによリ計算した190円全ラッチ外乗換駅連続踏破の最長ルートを追記8に記載した。2012年3月、新宿三丁目駅がラッチ外乗換になったが、追記8の最長ルートは新宿三丁目で乗り継いでいたため変更がない。

また、2006年当時の東京メトロ都営地下鉄のラッチ外乗換11駅*2を260円で連続踏破する最長ルートを探索し、実際に乗車した記録をメトロ・都営ラッチ外接続駅全制覇260円最長ルートに記載している。

その後、メトロのラッチ外乗継駅は、2018年3月人形町・水天宮前と築地・新富町が、メトロと都営の乗換駅は、2013年3月秋葉原・岩本町、2018年3月水天宮前・(都営)人形町が追加されたが、Excelソルバーが不調のため、最長ルートの計算をしていない。また、2013年3月九段下駅半蔵門線新宿線の乗換がノーラッチ化し、2020年3月東西線との間もノーラッチとなった。

2020年6月6日開業の日比谷線虎ノ門ヒルズ駅は、銀座線虎ノ門駅と乗換駅となる。同時に銀座駅銀座一丁目駅も乗換駅になり、メトロのラッチ外乗換駅は14駅となる。1枚の乗車券またはICカード乗車券の1回の乗車*3でこの14駅連続踏破は可能だろうか。Excelソルバーは相変わらず不調だが、ルート探索を試みた。次のルートで14駅踏破は可能のようだ。

神保町(半蔵門)*大手町(東西)日本橋(銀座)*三越前(半蔵門)*水天宮前・人形町(日比谷)*仲御徒町上野広小路(銀座)*上野(日比谷)北千住(千代田)*新御茶ノ水淡路町(丸の内)*池袋(有楽町)*飯田橋(東西)九段下(半蔵門)永田町(南北)四ツ谷(丸の内)*新宿三丁目(副都心)*渋谷(銀座)*虎ノ門虎ノ門ヒルズ(日比谷)*日比谷・有楽町(有楽町)*銀座一丁目・銀座(日比谷)*築地・新富町(有楽町)月島

上記ルートは、神保町と終着駅月島及び途中のラッチ外乗換駅間の運賃がすべて200円以下で、200円(ICカード199円)で乗車できる。逆ルートは、月島・池袋間が250円となり不可。メトロ大手町駅のラッチ外乗換は全路線間で認められているが、上記ルートの半蔵門線から東西線への乗継は、ラッチ外が順路である*4。他にも200円全14駅連続踏破ルートがあるかどうかはわからない。

上記ルートの後、

月島(大江戸)*蔵前(浅草)*東日本橋馬喰横山(新宿)神保町

と乗り継げば、メトロ・都営ラッチ外駅連続17駅踏破環状ルートとなり、280円で乗車できる。

追記(5月31日):コメントにより渋谷・虎ノ門間のルートを訂正。

追記2(5月31日):「*九段下(半蔵門)永田町・赤坂見附(丸の内)*新宿三丁目」を「*九段下(半蔵門)永田町(南北)四ツ谷(丸の内)*新宿三丁目」に変更し、渋谷・虎ノ門間をもとに戻した。このルートは、南北線を通過し、メトロの全9線に乗車できる。「異名乗換駅は相互間を乗り換えなければ別の駅」だから、渋谷・虎ノ門間を銀座線で直行し、赤坂見附を通過しても環状線一周にならない。

 

 

 

*1:上野、大手町、池袋、飯田橋、日比谷・有楽町、淡路町・新御茶ノ水三越前、九段下、上野広小路仲御徒町

*2:メトロ9駅、これにメトロ・都営乗換駅と都営ラッチ外乗換駅の東日本橋馬喰横山、蔵前を加えて11駅

*3:東京メトロの片道乗車券の発売要件は、「経路が折返しとなる場合を除く」としか規定していないが、環状線一周を超えないルートとしている

*4:1995年時点の営団旅客営業規則158条3項によると、丸ノ内線東西線。千代田線及び東西線半蔵門線の乗換だけが認められていた