第5回全国の鉄道路線五番勝負(終了)

多くの方に参加いただいた第5回全国の鉄道路線五番勝負を終了し、共通項を発表します。

問題 共通項 想定解数
問一 一または1がつく駅がある路線 57
問二 線名に二国の略称を含む路線 38
問三 三線以上の区間がある路線 29
問四 四文字市に駅がある路線 48
問五 営業キロが五キロ台の路線 19

全想定解を記載した全国の鉄道路線五番勝負想定解・解説 をこれから掲載します。今回は、問題番号と共通項を関連付けた隠しヒントで難易度を下げました。以下、問題別に。

問一。一丁目が路面電車の11停留所を含む15駅、一宮(一ノ宮)が11駅ある。写真ヒントは荒川線・荒川一中前の荒川区立第一中学校。地図ヒントは最寄り駅が一畑口の一畑薬師。難易度は低いと想定していたが、問四に続く難問になってしまった。

問ニ。路線が通過する旧国名の1字略称を重ねるのは国鉄時代の命名法のひとつ。通過しない国名を含む路線もあり、筑前国だけを通過し、豊前国にかすらない筑豊本線をその例として出題した。写真ヒントの両国駅は、江戸時代まで武蔵と下総の国界だった隅田川の東西を両国と称したことに由来する。地図ヒントは、阿佐東線の阿波土佐国界。
路線名自体の問題はこれまで成績が良くなかったので、一見してわかるように難易度を下げた。

問三は、三線以上を線引きとし、大阪環状線(福島~西九条が三線)を出題(地図ヒント)。阪急京都線は大阪梅田~十三が宝塚線複々線の扱い。写真ヒントは、最多の五複線ある上野駅付近。
難易度が高いと想定していたが、意外に正答が伸びた。非該当の有楽町線小竹向原~池袋の複々線区間副都心線との二重戸籍となったことを11月7日の記事で詳述)がヒントになったのかもしれない。

問四の四文字市は33市あるが、陸前高田市武蔵村山市南あわじ市土佐清水市豊後高田市南さつま市には鉄道路線がない。写真ヒントの会津線芦ノ牧温泉駅はリンクテキストの会津若松市に意味がある。地図ヒントのさいたま市役所も同じ。ここまで難問化するとは想定外だった。

問五は、5.0キロの世田谷線、5.9キロの宇品線と中間の5.5キロの赤羽線を出題。写真ヒントは下高井戸駅の手前にある世田谷線の5キロポスト。世田谷線営業キロは5.0キロだが、移転した三軒茶屋駅のキロポストは0.2キロから始まっており、4.8キロ地点と思われる。地図ヒントのキロロは、語呂合わせ。

想定解の詰めが甘く何度か想定解数を訂正しましたが、漏れ等が残っていたらお知らせください。明日以降、難易度分析と想定解分析を掲載します。次回は、2022年3月のダイヤ改正前に第14回全国のJR駅五番勝負を開催する予定です。