第13回全国のJR駅五番勝負(終了)

共通項を発表し、第13回全国のJR駅五番勝負を終了します。

問題 共通項 想定解数
問一 漢字の上下を反転した駅のペアで北にある駅 27
問二 表記と読みの字数が同じ市名駅 54
問三 都道府県庁最寄り駅から県内で最も遠い駅(JRのみを利用した営業キロ 46
問四 都道府県庁最寄り駅から県外で最も近い駅(JRのみを利用した営業キロ 46
問五 問一から問四の問題駅に隣接する駅 46

全想定解を記載した全国のJR駅五番勝負想定解・解説 をのちほど掲載します。以下、問題別に。

問一は、第7回問三(同名駅(表記)のなかで最も東にある駅)の類題。緯度差が最大の吉田と最小の松下(相手の2駅のうち阪和線下松との緯度差)を出題した。上道(あがりみち、境線)と上道(じょうとう、山陽本線)は、どちらも道上(みちのうえ、福塩線)より北にあり該当。27駅中25駅が相手より東にあるが、西にある2駅から目出(もう一つは木葉)を出題し、別解を排した。

問ニの表記と読みの字数は第7回問四(表記四文字読み五文字の国名駅)で出題したことがある。表記と読みの字数が一致する市は126市あるが、JRに同表記の駅があるのは54市。今回もっとも易しい、初心者向け問題として出題したが、全国の市十番勝負からの参加者のメダルラッシュを懸念していた。最難問となってしまったのはまったく意外だった。

問三。起点の県庁最寄り駅は、第1回問四(都道府県庁から直線距離が最も短い駅)の想定解とした。茨城県庁最寄りの臨時駅偕楽園営業キロの設定がないため、運賃計算に用いる外方駅(水戸方面は赤塚、内原方面は水戸)からのキロ。半数の23駅が第2回問五(各都道府県で東京駅に最も遠い駅)と共通する。最長の根室と最短の大聖寺を出題。JRのみの条件を示すため、好摩を出題し、非該当に久慈と和倉温泉を提示した。

問四は、問三の類題で大聖寺、杉原、山中渓、津和野、大歩危箕浦が問三の想定解と共通する。最短の山科と最長の奥津軽いまべつを出題した。非該当に、新宿駅からではなく、東京駅からなら最短となる舞浜を提示した。一発完答を狙った4名が全員問四でつまづいたのは謎。

問五。問題駅に東西南北を冠した駅を揃え、想定解数を問三・問四と同じ46とし迷彩をかけたにもかかわらず、簡単に見破られてしまった。東西南北を冠しただけの東根室、北吉田、北赤羽などを問題駅とするのは避けたが、駅数が少ない千歳線花輪線小野田線から出題し、共通項にたどり着けると考えていた。非JR駅第1ヒントの佐世保中央で東西南北縛りを外し、第2ヒントで出題駅から東を外した鷲宮を提示した。

今回は、駿河の民さんの圧勝でした。第1回採点前に問二を正答すれば一抜けという状況で誤答。これでNさんの連覇かと思っていたら、採点後すばやく問二を正答し、7分差で完答第1号となりました。初めての金メダルをいきなり3個(鉄道路線勝負では2個獲得済み)というのも立派です。問三の金メダル6分25秒は、第1回からのJR駅勝負全65問中最短記録。鉄道路線勝負の最短記録6分34秒(第3回問一(なかぐろ)の戦部ゆーとさん)も上回り、JR駅と鉄道路線をあわせた全80問中の最短記録です。

難易度分析と想定解分析は、明日以降に掲載します。今回は問題ごとの難易度の差が小さく、解答者によって難問が異なっていたことが特徴的でした。次回は、9月に第4回全国の鉄道路線五番勝負を開催します。第14回全国のJR駅五番勝負は、12月に開催します。