第13回全国のJR駅五番勝負(難易度分析)

全国のJR駅五番勝負・難易度分析 (問題別回別)を、第13回の結果を織り込んで更新した。回別の総合難易度はちょうど真ん中の13回中7位だった。問題別総合難易度は、E難度(問四)、D(問ニ)、C(問五)、B(問三)、A(問一)とわかれた。指標別にみると、問二と問四が難しく、問三と問一が易しいという結果になった。出題者の事前予想は完全に外れた。

総合難易度 問四>問ニ>問五>問三>問一
金メダル所要時間 問ニ>問四>問五>問一>問三
銅メダル所要時間 問ニ>問四>問三=問五>問一
誤答率 問四>問ニ>問五>問三>問一
完答者正答順 問ニ>問四>問五>問三>問一
出題者事前想定 問五>問三=問四>問一>問ニ

完答者正答順は、完答者8名の問題別正答順位を合計15になるように数値化したもの。

  解答者 問一 問二 問三 問四 問五
1 駿河の民 3 5 1 4 2 15
2 N 2.5 2.5 2.5 5 2.5 15
3 勿来丸 1 4.5 2 3 4.5 15
4 かしわ 3 5 2 4 1 15
5 鳴子こけし 2.5 2.5 2.5 5 2.5 15
6 しみちょく 2 5 3 1 4 15
7 やまやま 1 2 5 4 3 15
8 油天神山 2.5 2.5 2.5 5 2.5 15
9 未開人 2.5 2.5 2.5 5 2.5 15
10 戦部ゆーと 1 2 3 4 5 15
  平均 2.143 3.786 2.571 3.714 2.786 0.723
  標準偏差 0.852 1.380 1.239 1.380 1.185 1.207

解答者の平均正答順位は、問ニが3.786で最大、問一が2.143と最小だった。4人が一発完答を狙ったこともあり、平均3.000に対し+0.786、-0.857の間に収れんした。問二と問四は、バラツキを示す標準偏差が1.380(全65問中14位)で、解答者によって難易度がわかれた。平均正答順位の標準偏差は、第3回問一(各都道府県で富士山からの直線距離が最も短い駅、難度D)の1.643が最大で、第1回(都道府県庁から直線距離が最も短い駅、難度A)0.656が最小。

平均正答順位5問の標準偏差は0.723でバラツキが小さく、全13回中5位。なお最小は第12回の0.188で、金メダルが5人に分散する結果となった。逆に各問の標準偏差の平均は1.207で、13回中10位。

第13回の結果を加えて全国のJR駅五番勝負・全想定解を更新した。13回全65問の想定解該当駅は1,812駅になり、39.9%となった(分子分母とも、第1回開催以降廃止・移管された駅を含む)。また、全国のJR駅五番勝負・ヒント集を更新し、全国の鉄道路線五番勝負・ヒント集を掲載した。

感想をいただきありがとうございました。問五は良問というコメントをもらいましたが、出題者にとってもベスト3に入る会心の作でした。なお他の2問は9回問ニ(15区時代の東京市内駅)と11回問ニ(ローマ字駅名に"j"と"r"を含む駅)。