第11回全国のJR駅五番勝負(終了)

共通項を発表し、第11回全国のJR駅五番勝負を終了します。全想定解と解説を記載した全国の鉄道路線五番勝負想定解・解説第11回をこのあとアップします。難易度分析(問題別回別)と全国のJR駅五番勝負・全想定解も今回の結果を追加し、おって更新します。

問題 共通項 想定解数
問一 名駅から非国名駅改称した駅 4446
問二 ローマ字駅名に"j"と"r"を含む駅 5150
問三 語尾に「町」をつけた非JRの駅がある駅 4846
問四 字順で二個の駅名に分解できる駅 6065
問五 東京駅始発列車の終着駅(クイズ開催期間中に運転の列車に限る) 72

今回は、やまやまさんの圧勝でした。第6回から第8回の3連覇のあと、1年ぶりに完答第1号の座を奪回しました。問二が今回の最難問と想定していましたが、第2回採点の直前に神領を答えられたのはさすがでした。なお、完答所要時間の1日23:28:56は11回中最長記録です。また、難易度が高くないと考えていた他の問題でも誤答が続出したのは意外でした。以下、問題別に。

問一は、ある年齢以上の解答者なら、新函館北斗新白河新下関の共通点が容易にわかる(若手もWikipedia などをチェックすればたどりつける)と考えていた。しかし、非国名駅から改称した駅の誤答が続いたのは意外だった。 前駅名が出雲大社口の出雲神西を誤答としたのは、出雲大社口は「出雲大社+口」の施設名駅で、近江神宮前(京阪・石山坂本線)などと同様、国名駅ではないと判断しているため。

問二は、解答者の意表を突いた問題で、ヒントも工夫したつもりだが、当初の想定解数に誤りがあり、画竜点睛を欠いてしまった。第2ヒントのJR松山駅前で共通項にたどり着けると考えていた。「寺」と「神」で寺社関連の迷彩をかけたが、「じ」に気づいてもらうためだった。なお、過去ローマ字問題は、第1回、第8回、第10回といずれも問二に出題している。

問三。駅が隣接しているのは大森と後免で、このうち後免を出題した。非該当の我孫子は、我孫子町がJRの駅。JRにも小川町がある小川を出題し、非JRに町駅があればよいことを示した。浜松は、東京モノレールの駅名がモノレール浜松町であるため非該当。

問四は、第3回問三(3駅以上の駅名(表記)を含む駅)に類題があり、紀伊長島で共通項にたどり着けると考えた。問題駅を構成する10駅は、すべて他と重複がないようにした。非該当の森宮野原は、森+宮野+原の3駅に分割。中津川は中川の間に津が入る。 

問五は、重大な誤診をしてしまった。最初は定期列車に限るつもりだったが、季節列車・臨時列車との区分が必ずしも明確ではない。このため、クイズ開催期間の6月5日21時から8日21時までに東京駅発の列車に限ることとし、これを第1ヒントのアナグラムに示した。今年は6月の週末に「サンライズ瀬戸」の琴平延長運転はないと誤解していたため、解答の琴平を誤答と判定してしまった。あらためて、6月5日と6日の金土に運転されていたことを確認した。なお、7日発の列車は高松止まりなので、高松も想定解に該当し、想定解数が72となった。
第7回問二(空港駅発の定期列車の終着駅)の類題。金沢の路線名を北陸本線ではなく、北陸新幹線としてヒントとした。出題駅は、沼津と金沢を除き、1日1本の列車(想定解表の備考欄に注記)の終着駅から選択。いわきは東京駅通過列車を、館山は期間中に設定のない臨時列車を非該当とするため。

次回は9月に、第2回全国の鉄道路線五番勝負を開催します。ぜひご参加ください。