1964年版国鉄連絡運輸規則掲載

旅規ポータルの旅規アーカイブスに、東海道新幹線の開業日の日本国有鉄道連絡運輸規則(1964年10月1日現行)と、これと既掲載の1970年版とを対比した連絡運輸規則対比(1964vs1970)を掲載した。この間旅客制度における二つの大きな改定があった。1969年5月10日の等級制の廃止と1970年10月1日の乗車変更制度の変更であり、これが連絡運輸規則にも反映されている。

原典に別表は記載されていなかったが、連絡運輸する私鉄が多かったことがが本文からもうかがえる。例えば、特定小児旅客運賃定のある運輸機関(41条の注)にその後廃止された多くの地方私鉄が記載され、国鉄電車区間に接続する社線(53条)に当日近鉄と合併した信貴生駒電鉄が残っている*1。41条注には奈良電気鉄道の名前もあるが、1963年10月に近鉄と合併しており、バス部門だろうか。よくわからないのは、当時も伊豆急行や南海などとの間で急行の直通運転が行われていたのに、1964年版に連絡急行券座席指定券の規定がないこと*2

旅規リンク集もあわせて更新した。千葉都市モノレール多摩都市モノレール舞浜リゾートラインのモノレール3社が新たに旅規を掲載した。なお千葉都市モノレールは、旅客営業規則だけリンクが貼られていない。

 

*1:時刻表1964年10月号も信貴生駒電鉄として記載

*2:84条に社線駅における国鉄急行券の発売規定はある