JR西日本駅ナンバリング

JR西日本は2018年3月から近畿エリアの12路線・のべ300駅に駅ナンバーを導入すると発表した(7月20日付リリース)。すでに路線記号とラインカラーを導入しているが、これに駅ナンバーを付加する。JRでは、JR四国(2006年3月)*1JR北海道(2007年10月)*2JR東日本(2016年10月予定)に続く4社目。
附番されるのは263駅。大阪近郊区間のうち福知山線篠山口以遠、山陽本線姫路以遠、加古川線赤穂線関西本線加茂以遠、草津線、桜井線、和歌山線及び和田岬、東羽衣を除く各駅と近郊区間外の敦賀新疋田電車特定区間のみのJR東日本に比べて範囲が広い。運転系統別の路線記号と2ケタの駅番号からなるが、他社路線と共通の路線図などでは、路線記号の前に「JR-」をつける。
リリースでのべ300駅としているのは、今後開業が予定される11駅を欠番としているほか、複数のナンバーが附番される駅をナンバーごとに数えているため。最大は京都駅の4個(A31/B31/D01/E01)、続いて大阪(A47/G47/O11)、尼崎(A49/G49/H49)、木津(D19/H18/Q38)、天王寺(O01/Q20/R20)が3個。2個が14駅。分岐駅の駅ナンバーが共通になるよう調整しているが、3個以上の複数附番駅で同ナンバーが実現したのは尼崎駅だけ。木津・平城山・奈良の3駅は、京都から附番されるD(奈良線系統)とJR難波から附番されるQ(大和路線系統)の数字が逆転する。
複数附番はJR東日本東京駅の7個や新宿駅の5個に比べると少ないが、4月8日記事に追記したように紛らわしいことに変わりがない。なお、JR北海道は札幌駅を「01」とし、方向別の記号と札幌駅からの連番によって連続性を確保し、複数附番を回避している。しいて欠点をあげれば、快速エアポートや石狩ライナーが札幌を境に番号が逆転することくらいか。

*1:児島及び臨時駅の津島ノ宮、田井ノ浜を除く全257駅に導入。その後開業した小村神社前は枝番を付与

*2:主要路線の全347駅に導入。2016年3月東追分、十三里、鷲ノ巣の3駅が廃止され、欠番となった