JRと私鉄のフリーきっぷ

JR東海は26日、JR東海&16私鉄☆乗り鉄たびきっぷを発表した。JR東海の在来線と新幹線熱海・米原間及びJR東海エリアの16私鉄(近江鉄道を含む。名鉄近鉄大井川鉄道四日市あすなろう鉄道三岐鉄道三岐線名古屋市営地下鉄は含まない)が乗り放題で、特急料金を払えば、在来線特急と新幹線(ひかり・こだま)にも乗れる。値段は8,900円、7月30日以降の土日及び3連休の2日間有効で、通年発売する。ただし、4月27日〜5月6日、8月11日〜20日と12月28日〜1月6日は使用できない。
またJR東日本・千葉支社は、千葉県内のJR線、小湊鉄道いすみ鉄道銚子電鉄及び一部のバス路線がフリーとなるサンキュー♡パスを発売する。有効期間は9月1日から11月20日の連続する2日間で、値段は3,900円。特急料金を払えば、特急に乗れる。
JRとエリア内の私鉄が乗り放題のフリー切符としては、JR九州旅名人の九州満喫きっぷが3か月以内の任意の3日間有効で10,800円(特急の乗車は乗車券も必要)。JR東日本の関東、南東北と甲信越がフリーエリアの週末パスが土休日の2日間有効で8,730円。かつては、東北地方のJRと10私鉄がフリーの東北ローカル線パスがあったが、2014年秋を最後に発売されていない。千葉県内のフリー切符は、2011年当時「パワフルXスマイルちばフリーパス」があり、フリーエリアは同じ(鹿島線は全線)で1日有効1,800円だった。
どちらもお買い得で、とくに私鉄の乗りつぶし派にとって価値がある。ローカル私鉄が不利にならないように、収入を配分してほしいものだ。