第12回全国のJR駅五番勝負(終了)

共通項を発表し、第12回全国のJR駅五番勝負を終了します。

問題 共通項 想定解数
問一 同名の路線がある駅(同一地名の路線を除く) 32
問二 駅番号が"12"の駅(番号が複数ある駅は、1個あれば該当) 47
問三 三字目が草冠の漢字の駅 28
問四 Jリーグスタジアムの最寄駅であるJR駅(駅とピッチの直線距離) 33
問五 交会点から5キロ以内にある駅 42

全想定解を記載した全国のJR駅五番勝負想定解・解説 をのちほど掲載します。以下、問題別に。

問一は、第6回問五(非JRの路線名と表記・読みが一致する駅)が同一地名に基づくものに限定していたのとは逆に、同一地名でない路線名と一致する駅を出題した。加太で読みが違っていても、大浦で支線や本線がついても、千鳥で貨物線でも該当することを示した。非該当の桐生で、同一地名に基づく路線を排除した。

問ニの駅ナンバーは、第10回問三(駅ナンバーが3個以上ある駅)で出題した。第12回にちなんで"12"の駅を出題。9月から導入したJR西日本の岡山支社・広島支社管内の駅を含めた。出題駅とヒントの非JR駅に数字がつく駅をそろえ、番号問題であることを示唆した。

問三。本家の十番勝負で「うかんむりの文字が入る市」が出題されたことがある。792の市と異なり、4500を超えるJR駅では想定解数が膨大になるので、3文字目に限定した。出題駅の字数がすべて3文字以上であることに気がつけば、容易だったのではないか。第3ヒントは、株式会社草冠のホームページ。

問四は、出題駅の誤りと誤判定という重大なミスをしてしまった。以前に出題を準備していた問題を繰り越したため、御厨駅の開業によりヤマハスタジアムの最寄り駅が変更になったことのチェックを怠っていた。また、新たにJ3のメンバーになった今治FCのスタジアムを加えたのはよかったが、大西駅を見過ごしていた。ご指摘いただいたNさんに感謝し、ご迷惑をかけた解答者の皆さんにお詫びします。
マピオンキョリ測でピッチの中心と駅のマークとの直線距離を計測し最寄り駅を特定した。小机と鳥栖から容易に気がつくと思い、今回もっとも難易度が低いと想定していた。ノエビアスタジアム神戸に近い和田岬を非該当とし、より近い御崎公園を非JR駅のヒントとして提示した。第3ヒントの写真は、サガン鳥栖の駅前不動産スタジアム。

問五の交会点とは、整数の経緯度が交差する(経度・緯度とも00分00秒)地点。小林以外の4駅は北緯35度の交会点で、第5回問三(北緯35度(±1分)にある駅)の想定解と9駅が共通する。日本へそ公園が最大のヒントだった。北緯35度と東経135度の交会点がある公園の名称で、駅までの距離が184mと最短。2位は逢妻(964m)で、和田浦(4,977m)と小原(4,921m)が42駅中41位と42位。非該当の佐良山は5キロを96mオーバー。鯉川は、日本唯一の10度単位の交会点(北緯40度・東経140度)の最寄り駅だが、6,624mで非該当。第3ヒントの地図は、北緯35度・東経140度の交会点。5キロ以内にJR駅がある交会点で海上にあるのは、北緯34度・東経132度とここの2箇所だけ。

今回は、直前に問題を差し替え(問一)、また出題駅を変更し(問四)全体的に難易度を下げた。完答所要時間2時間31分は、やはりNさんが第1回に記録した2時間14分に続く2位。低難度化に伴い、案の定メダルラッシュが起きた。銅メダルの平均所要時間7時間49分も、第1回に続く2位。金メダルが5名に分散したのは期待していた方向だった。

出題者の想定難易度は、問三>問ニ>問五>問一>問四だった。問二の正答が意外に伸びたのは、第12回にちなんで予想問題にはいっていたのか。問五も2個目の金メダルを獲得するなど予想外に正答が続いた。一方、問一と問四の難易度は、意図に反して低くならなかった(問四は誤出題・誤判定の影響もあったか)。難易度分析と想定解分析は、明日以降掲載する。

次回は、3月に第3回全国の鉄道路線五番勝負を開催します。第13回全国のJR駅五番勝負は、6月に開催します。