北海道新幹線の特企券

昨5日JR各社から北海道新幹線の開業に伴う各種特企券の取扱いが発表された(JR東日本のリリース)。
青春18きっぷ」などで蟹田木古内間の特急列車の自由席に乗車できる特例が廃止されるが、2,300円の「青春18きっぷ北海道新幹線オプション券」を購入すると北海道新幹線奥津軽いまべつ木古内間(普通車の空席)と接続する道南いさりび鉄道木古内五稜郭間(内方乗車は不可)を片道1回利用できるようになる。また、「北海道&東日本パス」は10,290円から10,850円に値上げされるが、新青森新函館北斗駅間内の相互発着については、新幹線の特急券新青森新函館北斗駅間特定特急料金は3,930円)を購入することにより、普通車の空席を利用できるようになる*1奥津軽いまべつ木古内で乗り換えずにすむ「北海道&東日本パス」の方が使い勝手が良いが、「青春18きっぷオプション券」の方が安く、道南いさりび鉄道にも乗車できるので、一長一短か。
「フルムーン夫婦グリーンパス」や「ジャパン・レール・パス」などは北海道新幹線を利用できるが、JR北海道の「北海道フリーパス」などのフリーきっぷは、北海道新幹線をフリーエリアから外す。また道東・道南方面へのRきっぷ・Sきっぷ(特急料金込みの往復割引切符)は、運賃のみの割引に変更され、往復割引乗車券と併用する割引特急券を別途発売する。

追記(1月7日):コメントにあったように、JR北海道は在来線の特急指定席料金の季節格差を撤廃し、年間通して自由席特急料金の520円増しに統一する。また、快速エアポートの指定席料金も310円から520円に値上げされる(JR北海道リリース)。
JR北海道リリースの「レール&レンタカーきっぷ」の説明に

ご利用行程の途中に、経営移管される木古内五稜郭間(道南いさりび鉄道線)を含む場合、当該区間には割引を適用しません。前後のJR線についてのみ割引を適用して発売します。その際、前後のJR線の営業キロは通算せず、前後のJR線の営業キロごとに割引を適用します。

と書かれている。道南いさりび鉄道を介した通過連絡運輸は実施されないようだ。

*1:JR北海道のリリースにしか記載されていない