阪急と阪神の三宮駅、「神戸三宮」に改称

日経の5月1日付記事

神戸三宮駅」に変更 観光客増へ阪急と阪神
 阪急電鉄阪神電気鉄道は30日、神戸市の三宮駅を「神戸三宮駅」に改めると発表した。阪急電鉄は早ければ今年冬から、阪神電鉄は来年4月から変える。駅名に観光都市の神戸を冠して認知度を高め、観光客の誘致につなげる狙い。
 阪急については服部(宝塚線)、中山(同)、松尾(嵐山線)の各駅名も「服部天神」「中山観音」「松尾大社」にそれぞれ変更する。
 各駅に番号を設ける「駅ナンバリング」も導入する。阪急電鉄天神橋筋六丁目駅を除く87駅、阪神電鉄は本線やなんば線など49駅が対象。それぞれ会社名を表す「HK」「HS」の後に2桁の駅番号を組み合わせる。例えば阪急梅田駅は「HK01」、阪神甲子園駅は「HS14」となる。

阪急は2012年12月、梅田、三宮、河原町各駅の「大阪梅田」、「神戸三宮」、「京都河原町」への改称を検討すると発表していた(読売新聞、2012/12/14)。その後、京都河原町は、地元の反対があり、撤回し(京都新聞、2013/04/09)、大阪梅田は、見送られた模様。一方で、当時は検討に加わっていなかった阪神も、三宮駅を改称する。
駅名改称の研究で紹介した近年の改称パターン、「市名+地名」の複合駅名化の一例である。また、服部、中山、松尾の3駅も、近年の傾向である施設名を付加した駅名となる。
連休中だが、ウェブやブログでフォローしていた件について、ほかにも興味深いニュースが続いている。
パスネットの不思議の追記4と追記6で書いている、北千住・西日暮里間通過連絡運輸とICカード乗車券による100円割引について、東京新聞が取り上げている(IC乗車券使うと損? 亀有−横浜 130円割高)。2007年3月のSuicaPASMO相互乗り入れ時に始まった制度であるが、4月の衆院消費者問題特別委員会で取り上げられたようだ。6年たって何をいまさらという気がする。
北海道新聞DMV関連の記事2題。DMV導入「夕張有力」 国交省検討会が駅などを視察JR北海道開発のDMVで青森観光 津軽鉄道が新幹線駅接続構想。一方で、JR北海道は、江差線木古内江差間の鉄道事業廃止届を北海道運輸局に提出した(JR木古内―江差、来年5月11日まで運行 JR北海道が廃止届)。2014年5月12日以降はバス転換するというが、DMVで救済でなかったのだろうか。