夏休みのフリーきっぷ

Free-ride Ticketsを更新して、夏休みのフリーきっぷを追加した。
今夏のお買い得きっぷは、ぐんまワンデーパスSP パワフルXスマイルちばフリーパスだろう。「ぐんま」は、群馬県内のJR(両毛線は全線)、東武伊勢崎線多々良・韮川間、佐野線渡瀬・佐野間を含む)、上毛電鉄上信電鉄びわたらせ渓谷鉄道(全線)がフリーエリアで、大人1,900円(2日有効のツーデーパスは3,600円)。「ちば」は、千葉県内のJR(鹿島線は全線)、小湊鉄道いすみ鉄道銚子電鉄で、1,800円。東武を除く各私鉄は、いずれも全線フリーきっぷを通年発売していて、価格は上毛1,300円、上信2,160円、わたらせ1,800円、小湊1,700円、いすみ1,000円、銚子620円である*1。「ぐんま」は上信の1日乗車券よりも安い。
このようなJRとローカル私鉄の共通フリーパスは、東北ローカル線パス旅名人の九州満喫きっぷなどがあるが、これらの売上げ収入はどのように配分されているのだろうか。購入するのは、運賃の高いローカル私鉄の利用者が多いだろうから、各社の(旅客人キロ)x(キロあたり運賃)などの比率で配分すると中小私鉄に不利になる。独自の一日乗車券の減収の補填も必要だろう。各社にメリットが残る形で、JRから配分されるのだろうか。
その他、2年ぶりに復活した(前回は2009年10月の土休日発売)山手線パス、京成がはじめて発売するフリーきっぷの下町日和きっぷがどちらも500円で、初乗り区間を4回乗車すればもとが取れる。3回でもとがとれる都営地下鉄のワンデーパスは、例年5月末に「夏」バージョンがリリースされているが、今年はまだ発表がない。

*1:上毛、上信、銚子には、正月など期間限定で発売する割安の切符がある