JR旅客制度特例の変遷など更新

データルームのJR旅客制度特例の変遷などを更新した。

JR東日本の「きっぷあれこれ」を眺めていて、分岐駅通過列車の特例から大阪・新大阪間及び夜明・日田間が削除されていることに気がついた。前者は3月18日の大阪駅うめきた地下駅の開業で「はるか」と「くろしお」が大阪駅に停車することになったため、後者は8月26日の日田彦山線添田・夜明間のBRT化によるものと思われる。また、横浜市内発着の乗車券による鶴見・武蔵小杉間の市外乗車の記載が漏れていたことにも気づいた。2019年11月30日相鉄・JRの相互乗り入れ運転実施に伴い、羽沢横浜国大駅が横浜市内駅に追加され、横浜市内発着の乗車券で同駅を利用する場合の区間外乗車が特定分岐区間とともに設定されていた。どちらも旅規ではなく基準規程の条項なので、見逃していた。

また、12月6日に駅名改称 1987-2023を更新し、読者から指摘を受けた漏れ・誤記を追加訂正した。さらに「読み」のみが変更になった4駅、多良木、東多良木(たらき→たらぎ)、小野上(おのかみ→おのがみ)、越前竹原(たけわら→たけはら)を見つけ、本日更新した。

以前コメントがあったように、本年度の「鉄道要覧」で伊予鉄道松山駅前がJR松山駅前に、松山市駅前松山市駅に変更になった。この改称日は伊予鉄道の「道は、みらいへ 創立百二十五周年史」の年表に次のとおり記載されており、12月6日の更新時に「駅名改称 1987-2023」に追加した。

  • 1987/04/01:電停名を「国鉄駅前」から「JR松山駅前」に変更
  • 2001/10/01:電停名を「市駅前」から「松山市駅」に変更

伊予鉄社内では従来要覧に記載されていた「松山市駅前」ではなく「市駅前」だったようだ。

Railways of Japanとクイズページの全国の鉄軌道路線リストを更新し、12月4日の能勢電鉄鋼索線廃止を記載した。12月27日には休止中の東京都上野懸垂線が廃止される。特殊路線の廃止は相次ぎ、スカイレールサービス広島短距離交通瀬野線が2024年4月末に、立山黒部貫光無軌条電車線(立山トンネルトロリーバス)が2024年12月1日に廃止される(リリース)。どちらもEVバスに転換する