「JRの運賃計算ルールは複雑すぎる」更新

JRの運賃計算ルールは複雑すぎるを更新した。3月18日及び4月1日実施の次の運賃・料金改定を反映した。

  • 認可上限運賃改定(3月18日東急、4月1日近鉄
  • 区間特定運賃改定(4月1日JR西日本
  • 鉄道駅バリアフリー料金の新設(3月18日関東、4月1日関西)
  • JR東海等の繁閑期区分の変更及びシーズン別特急料金のグリーン車・寝台車への適用(4月1日)
  • JR西日本の「のぞみ」・「みずほ」特急料金改定(4月1日)

主な改定は、表4の特定運賃設定区間。東急と近鉄の運賃改定によりJRの特定運賃が安くなる区間が出た。渋谷・桜木町間は、東急・横浜高速の渋谷・みなとみらい間よりも20円安くなった。JR西日本は昨年3月29日、315の特定区間中競合私鉄より運賃が安い34区間で特定運賃の値上げを届け出た。その後4月15日近鉄が運賃改定を申請し(9月2日国土交通省から認可)改定したため、近鉄との競合区間はすべてJRの方が安くなった。JR難波・奈良間は大阪難波近鉄奈良間より100円安い。

バリアフリー料金は、乗車距離にかかわらず区間ごとに10円収受されるので、分割購入のメリットを減少させる側面がある。田端・横浜間の品川分割運賃は、従来150円、23%安かったが、バリアフリー料金加算後は140円、21%に縮小した。

鉄道事業者の運賃比較は、5月20日実施のJR四国の運賃改定後更新する予定。