JR北海道座席指定料金改定

JR東日本から「2022年1月22日乗車となるものから適用」の旅規改定が発表された。139条の3 第1号の特定の座席指定料金の改定で、JR北海道の料金が「840円または1,680円」となった。冬の湿原号に、川側の席をカウンター席に、山側のボックス席を高床化した「たんちょうカー」を新設するのに伴い、座席指定料金を2倍の1,680円に値上げする*1。各社の特定座席指定料金のなかでSL人吉とならび最高額である。

4月27日のSL人吉の記事に書いたように、139条の3の特定座席指定料金は1969年5月10日のモノクラス制移行時に、通常料金の300円に対し期間を限定して100円に特定したのが始まりである。閑散期の低廉な料金として始まった制度がSL牽引列車の指定席等に適用され、条文の趣旨が変わった。

JR北海道は、2022年度から快速エアポートuシート」とくしろ湿原ノロッコ号富良野・美瑛ノロッコ号の座席指定料金も、530円から840円に値上げする(12月15日リリース)。

 

*1:従来の客車も1,680円のよう