第10回全国のJR駅五番勝負(総括)

第10回全国のJR駅五番勝負のコメントで、想定解漏れの指摘と感想をお寄せいただきありがとうございました。解説ページを更新しました。

急遽開催を決めた全国の鉄道路線三番勝負は、やはり準備不足が否めません。参照リストを提示せず、鉄道路線の定義も不十分でした。コメントで、

路線名は、各社の線路名称で定めている正式な路線名(鉄道要覧記載のもの。ただし「本線」と「線」の違いなど若干異なる)です。このクイズに参加するような方なら、当然承知されていると思っています。

と書いたのは、京浜東北線が運転系統名で、宇都宮線が愛称であることは、当然承知しているだろうという趣旨でした。西武秩父線西武有楽町線があることを知らなかったというコメントがありましたが、路面電車の路線名を知っている方はもっと少ないでしょう。例えば、富山地方鉄道路面電車は、本線、支線、安野屋線、呉羽線、富山都心線、富山駅南北接続線からなっています。やはり路線リストは必要ですね。なお、JR駅五番勝負は、駅が特定できれば通称名の解答も誤答としていません。

鉄道路線は問Cのように、駅名以外に出題の幅が広がるので、続けたいと思います。路線名の参照リストを準備したうえで、3か月ごとに全国のJR駅五番勝負か、全国の鉄道路線五番勝負のいずれかを開催(事前にどちらを開催するか予告)します。そのため、第1回全国の鉄道路線三番勝負は試行版と位置づけました。

出題駅、非該当駅、想定解数を満たす、出題者が意図しなかった別解については、「最終的に出題者がルールブック」のとおりですが、もちろん出題後共通項を変更することはありません。問題番号などにヒントが隠されていることがあります。今回は全問過去の類似問題で揃え、問一はまだ記憶に新しい第9回の問一と同じ「他に使われていない漢字」を、問二は第8回の問二と同じ「ローマ字順」を出題したつもりでした。

五番勝負の難易度分析(問題別回別)と全国のJR駅五番勝負・全想定解を更新しました。回別難易度は7位、問題別総合難易度も50問中問一が5位、問三が26位、問四が33位、問二が35位、誤答ゼロだった問五が48位と低かった。銅メダルが比較的早く、その後解答が伸びなかったことが難易度が高かったという印象を与えたのかもしれません。

仙台は解答機会が4問あり、全問解答されました。解答機会3問のあおば通清里も解答率100%。一方、長野は解答機会が5問あったのに、解答ゼロ。他に解答機会4問の宇都宮、加茂(信越本)、直江津、奈良、松山、水上 、山科も解答がありません。