第2回全国の鉄道路線五番勝負(難易度分析)

全国の鉄道路線五番勝負・難易度分析 (問題別回別)と全国の鉄道路線五番勝負・全想定解を掲載した*1

今回は難しかったという感想があったが、あらゆる指標で第1回のほうが難易度が高かったという結果が出ている。

  第1回 第2回
銅メダル平均所要時間 0 21:14:21 0 11:50:34
誤答率 42.0% 23.2%
完答所要時間 1 01:03:58 0 18:13:06

問題別にみると、総合偏差値がもっとも高かったのは問三(ナンバープレート)だが、全10問では4位。前回もっとも難易度が低かった問ニ(駅名に大学)を上回ったのは、問三と問一(まちとちょう)だけだった。

これは、出題者の事前の予想とも一致している。今回は難易度を下げるため、マイナーな路線を出題した。例えば、問二の立山トンネルトロリーバス、問三の東急世田谷線、問五の弘南鉄道大鰐線、ディズニーリゾートラインなどである。とくに世田谷線室蘭本線と、大鰐線奥羽本線とそれぞれ直前に差し替えた。マイナーな路線は、特徴が少なく共通項を絞りやすい。石川駅は、長大路線の奥羽本線ではうずもれてしまうが、大鰐線では石川プールとともに存在感を増す。

今回の5問の難易度を指標別にみると、次のとおりかなり差がある。

総合難易度 問三>問一>問四>問五>問ニ
金メダル所要時間 問三>問五>問四>問ニ>問一
銅メダル所要時間 問三>問五>問四>問一>問ニ
10位所要時間 問五>問三>問一>問四>問ニ
誤答率 問一>問三>問四>問ニ>問五
完答者正答順 問三>問五>問一>問四>問ニ

完答者正答順は、完答者13名の問題別正答順位を合計15になるように数値化したもの。

  解答者
1 やまやま 1 2 4 3 5 15
2 5 2.5 2.5 2.5 2.5 15
3 鳴子こけし 3 3 3 3 3 15
4 かしわ 3 2 5 1 4 15
5 みやこ路快速 4 1 5 2 3 15
6 戦部ゆーと 3 2 4 1 5 15
7 EH500金太郎 5 1 4 2 3 15
8 勿来丸 4 1 5 2 3 15
9 未開人 2 1 3 4.5 4.5 15
10 しみちょく 1 4 5 3 2 15
11 星野彼方 5 2 3 1 4 15
12 駿河の民 3 1 4 2 5 15
13 のん太 3 1 4 5 2 15
  平均 3.231 1.808 3.962 2.462 3.538  
  標準偏差 1.363 0.947 0.877 1.249 1.108  

解答者の正答順位は、問五が平均3.538と最大(難易度最高)だった。解答者によって難易度がわかれたのが問一で、最初に正答したのが2名、最後の正答が3名で、平均順位3.213に対しバラツキを示す標準偏差は1.363と最大だった。問四も標準偏差が1.249でバラツキが大きく、これは上下分離の知識の有無によるものだろう。

このように問題によって、解答者ごとの難易度はかなり異なる。難しかったという感想は、数値にはあらわれない解答者の難易度感によるものと思われる。

全国の鉄道路線五番勝負・全想定解は、メダル獲得路線を表示した。あわせて全国のJR駅五番勝負・全想定解も更新した。あおば通は3問の解答機会がすべて解答され、金メダル2個、銀メダル1個を獲得しているのが特筆される。

*1:回別難易度の偏差値はサンプル数が2なので意味がない