第6回全国の鉄道路線五番勝負(難易度分析)

全国の鉄道路線五番勝負・難易度分析 (問題別回別)、全国の鉄道路線五番勝負・全想定解及び全国の鉄道路線五番勝負・ヒント集を、第6回の結果を追加して更新した。

回別総合難易度は6回中2位だった。銅メダル所要時間は最長だったが、誤答率が最低だった。共通項自体の難易度が高いと糸口がつかめず、誤答すら出ないということだろうか。問題別総合難易度は、問五が全30問中2位のE難度。その他の問題も、低誤答率により問一13位(C難度)、問二15位(C)、問四19位(B)、問三29位(A)だった。

指標別にみると次のとおり。おおむね出題者の想定どおりだったが、路線問題の問一が出題路線のノイズからか予想より難しく、通過問題の問四が易しいという結果になった。

総合難易度 問五>問一>問二>問四>問三
金メダル所要時間 問一>問四>問二>問三>問五
銅メダル所要時間 問五>問二>問四>問一>問三
誤答率 問五>問一>問二>問四>問三
完答者正答順 問五>問三>問一>問四>問二
出題者事前予想 問五>問四>問三>問二>問一

完答者正答順は、完答者9名の問題別正答順位を合計15になるように数値化したもの。

  解答者 問一 問二 問三 問四 問五 相関係数
1 みやこ路快速 2 3 5 1 4 15 0.406
2 鳴子こけし 3 3 3 3 3 15  
3 4 2 2 2 5 15 0.803
4 勿来丸 2 1 3.5 3.5 5 15 0.769
5 しみちょく 5 3 4 2 1 15 -0.656
6 駿河の民 3 3 3 3 3 15  
7 やまやま 3 4 1 2 5 15 0.640
8 かしわ 1 2 3 4 5 15 0.703
9 いくさべゆうと 2 3 1 4 5 15 0.640
  平均 2.778 2.667 2.833 2.722 4.000 標準偏差 0.562
  標準偏差 1.202 0.866 1.323 1.034 1.414 平均 1.168

解答者の平均正答順位は、最大が問五の4.000、最小が問ニの2.667と、平均3.000に対し+1.000、-0.333の範囲に収れんし、平均順位のバラツキを示す標準偏差は0.562と前回の0.881から下がり、問題間の難易度差が縮小した。鉄問の問三は1位が2名、5位が1名と順位が別れた。平均2.833に対し標準偏差は1.323で問五に次いでばらついた。

共通項の難易度の設定は悩ましい。易しすぎるとまメダルラッシュが起き、今回のように難しいと、参加者が減少し、総解答数が伸びないという結果になる。JR駅五番勝負を含めて、これまで同じ共通項を出題しないというポリシーを堅持してきた。しかし、路線名問題(大学名、ナンバープレート、町村名、廃止町村名、二国略称、自動車道)、通過問題(北緯35度、大分水嶺東海道新幹線)などの類問が出題されており、今後も要注意。