京急の9月18日付ニュースリリース、京急沿線の小中学生から「わがまち駅名募集!」。大師線連続立体交差事業により地下駅となる産業道路駅を改称するにあたり、創立120周年記念事業として沿線の小中学生から、駅名変更案を募集する。募集対象は、都営地下鉄管理の泉岳寺駅を除く京急全駅。ただし、実際に改称するのは、産業道路のほか、「沿線の活性化に繋がると思われるものや、読みかた等が難しくお客さまにご不便をおかけしている」数駅。「他社線との乗り換えの最寄り駅」13駅*1と「公共施設、神社仏閣、歴史的史跡等の最寄り駅として広く認知されている駅」13駅*2は、駅名募集の対象であるが、変更は予定してしない。
京急は比較的頻繁に駅名を改称する事業者で、1987年「京浜*」10駅を「京急*」駅に改称し、1998年野比をYRP野比に、さらに2004年には改称したばかりの京急安浦を県立大学に改称した。YRP野比と県立大学は、公共施設の最寄り駅として改称対象にはないが、「京急*」9駅のうち、他社線との接続駅以外の京急富岡、京急田浦、京急大津、京急長沢は再改称の可能性がある。
朝日新聞デジタルの記事によると、
現在の地名とはつながりがなく、読み方が難しい「雑色(ぞうしき)」(東京都大田区)や、かつてあった地名が由来となっている「仲木戸(なかきど)」(横浜市神奈川区)など、対象となっている他の45駅についても変更案次第で新駅名を検討するという。
としているが、このような絶滅危惧地名こそ駅名として残してほしい。