溜池山王の営業キロ

6月16日の記事、東京メトロ銀座線の改キロについて、スパなび編集部にメールで問い合わせていたところ、石野哲編集長からじきじきに返事をいただいた。
それによると、「銀座線溜池山王は、開業時から改キロしておらず、開業時から、虎ノ門溜池山王間0.8キロ、溜池山王赤坂見附間0.7キロだった。JTB時刻表の2002年4月号で改訂するまでは、それぞれ、0.6キロ、0.9キロと運賃計算キロを表示していた」とのこと。
東京メトロの複数路線の並行区間(運賃計算上同一扱いの駅を含む)では、先行開業した路線の営業キロを運賃計算に使用している。たとえば、半蔵門線青山一丁目・永田町間の営業キロは1.4キロだが、運賃計算キロは銀座線青山一丁目赤坂見附間にあわせて、1.3キロである。JTB時刻表も以前は運賃計算キロを表示していたが、1991年1月号から営業キロ表示に変わった。だから、1997年9月30日開業の溜池山王駅のキロ表示は営業キロとばかり思っていたのである。
ということで、新たな疑問がわいてしまった。2000年9月26の南北線目黒延伸時の改キロ(溜池山王・永田町:0.9キロ→0.7キロ、永田町・四ツ谷間:1.3キロ→1.5キロ)も、実際は改キロではなく、表示を運賃計算キロから営業キロに改めただけなのかもしれない。