賞 | 受賞者 | 件名 |
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大賞 | 東日本旅客鉄道、東海旅客鉄道、西日本旅客鉄道、鉄道総合技術研究所、防災科学技術研究所、海洋研究開発機構 | 世界で初めての海底地震計を用いた新幹線地震早期検知の開発・導入とその効果~ 地震に対する新幹線の安全性向上に向けて ~ |
特別賞 | 第三セクター鉄道等協議会、読売旅行、旅行読売出版社、日本旅行 | 地方鉄道をつなぐ、元気にする『鉄印帳』事業 |
特別賞 | 大阪モノレール | 医療従事者応援プロジェクト『ブルーエール号の発信』 |
特別賞 | 東急、伊豆急行、首都高速道路、首都高技術 | 『鉄道版インフラドクター』を伊豆急行線のトンネル検査に導入 |
特別賞 | 九州旅客鉄道 | 鉄道で地域の魅力を再発見 D&S列車 『36ぷらす3』 |
昨年12月15日の記事で第20回の大賞受賞件名に予想した富山市路面電車の南北接続は選定されなかった。リリースの末尾に「ご応募を頂きました取組一覧」として、受賞者を除く12件が記載されているが、エントリーもされなかったようだ。やはり2019年度の件名だからだろうか。
第20回は時世を反映して、これまでとはかなり異なった件名が受賞した。鉄道の安全性向上への対策が大賞と特別賞に2件選定された。受賞者の防災科学技術研究所、海洋研究開発機構、首都高速道路、首都高技術も異例。またコロナ禍にあって医療従事者への感謝を示すプロジェクトも選定された。
これまでの大賞受賞件名*1は次のとおり。
年度 | 受賞者 | 件名 |
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第1回(2002) | JR東日本 | Suica(スイカ)導入 |
岡山電気軌道 | 「MOMO」導入と併せて地元と協力した活性化 | |
第2回(2003) | 阪急電鉄 | バリアフリー阪急伊丹駅 |
三陸鉄道 | イベント車両の活用による三陸沿岸の観光振興 | |
第3回(2004) | 錦川鉄道 | 「とことこトレイン」による地域活性化 |
JR九州、鉄道建設・運輸施設整備支援機構、鉄道情報システム | 新八代駅での新幹線・在来線の同一ホーム対面乗換えと乗車券・特急券の1枚化 | |
第4回(2005) | 鉄道貨物協会 | 「エコレールマーク」創設、モーダルシフトの取り組み |
井原鉄道 | 駅の多目的利用等による鉄道の利用促進 | |
第5回(2006) | 富山ライトレール | 地域に密着した安全・安心・快適で環境にやさしい公共交通 |
第6回(2007) | JR東海、JR西日本 | 新幹線N700系(利便の向上と省エネによる環境負荷軽減) |
第7回(2008) | PASMO協議会、関東ICカード相互利用協議会 | PASMO |
第8回(2009) | 阪神電気鉄道、西大阪高速鉄道 | 阪神なんば線 |
第9回(2010) | 京成電鉄、成田高速鉄道アクセス、鉄道建設・運輸施設整備支援機構 | 成田空港アクセス鉄道 |
第10回(2011) | 鉄道建設・運輸施設整備支援機構、JR東日本、JR東海、JR西日本、JR九州 | 新幹線新青森・鹿児島中央間全通 |
第11回(2012) | JR東日本 | 東京駅丸の内駅舎の復原 |
第12回(2013) | 東京地下鉄、東武鉄道、西武鉄道、東京急行電鉄、横浜高速鉄道、「メグ会」直通線隊ゴセンジャーの普及を楽しむ会 | 首都圏民鉄5社7線による広域速達タイプの相互直通運転 |
第13回(2014) | JR東海 | 東海道新幹線の 50 年 ~「進化」へのたゆまぬ努力と着実な実績~ |
第14回(2015) | 鉄道建設・運輸施設整備支援機構、JR東日本、JR西日本、長野県、新潟県、富山県、石川県 | 沿線自治体との緊密なパートナーシップによる北陸新幹線金沢開業 |
第15回(2016) | JR西日本 | 『生きている』鉄道文化の長期保存と魅力ある展示」 |
第16回(2017) | 東京地下鉄 | ニッポンの地下鉄誕生より90年:そのたゆまぬ努力と成果 |
第17回(2018) | 阿里山森林鉄路(海外鉄道特別賞) | |
第18回(2019) | 明知鉄道 | 全国の鉄道をつなぐ「鉄カード」を目指して!! |
第19回(2020) | JR東日本 | 全線運転再開~沿線の方々の思いを乗せて再びつながった常磐線~ |
*1:第1回から第4回は、日本鉄道賞として2件受賞