10月1日旅規改定

明日10月1日の旅規改定(JR東日本公告JR東海公告)に伴い、旅規ポータルのJR東日本旅規改訂履歴(条項順日付順)を更新した。

7月1日のJR九州に続き、JR西日本も「別に定める区間内の駅相互間」の普通回数券発売を終了する。別に定める区間とはICOCAエリア内(リリース)。回数券廃止の代替措置として、歴月の同一運賃区間の利用回数が11回以上あった場合のICOCA利用回数ポイントの還元率を10%から15%に拡大する。駅間固定で11枚つづり、有効期間3箇月の回数券と微妙なバランスをとっている。

今回の改正公告定には、基準規程から旅規に移行した5月27日の改定の遡及適用次項が含まれている。私鉄対抗特定運賃を記載した別表第2号イの6、レ、レの2のタイトルに「最短経路の」が挿入された。最短経路による運賃計算は70条特定区間の普通運賃にしか適用されないから、これは必要だった。

なお、JR東日本JR東海の公告は、125条の遡及改定内容に差がある。JR東海の公告はイ(イ) i①で「新青森奥津軽いまべつ間」と駅を削除、同②で「乗車区間」、ロ(イ)jと(ハ)b(b) で「停車駅相互間」を挿入している。JR東海の条文が適切と判断しこれを採用した。JR東日本旅規改訂履歴と称しているが、これまでもJR東日本の旅規に未反映の条文を他社の旅規に基づいて記載していたことに倣った。

追記(10月6日):JR西日本のリリースを誤読していた。ポイントがつくのは、11回以降の乗車。ポイント付与による割引率は、11回目が1.4%、20回目が7.5%、30回目に10%となる。現行の11枚つづりの回数券の割引率9.09%を超えるのは歴月に26回以上乗ったとき。「ポイントサービス拡充に伴い、回数券の発売を終了する」に騙されていた。