最長片道切符ルートの変遷1961-2016

データルームの「最長片道切符ルートの変遷1961-2015」を最長片道切符ルートの変遷1961-2016と改題して、北海道新幹線の開業を反映した。3月11日の記事で書いた「不通承知」による海峡線経由の乗車券にはやはり無理があり、渡島大野新函館北斗)・新青森間を在来線から新幹線経由に変更した、26.6キロ短縮のルートとした。

更新が2日遅れたのは、表2の「国鉄・JR鉄道ネットワークの変遷」を「停車場変遷大事典 国鉄・JR編」(JTB、1998年9月)に照合したところ、改キロの漏れと実施日の誤りを発見したからである。1963年4月28日の総武本線西千葉・千葉間(-0.7キロ)及び千葉・四街道間(+0.7キロ)の改キロがあったが、総武本線全体としては増減ゼロだったため、見落としていた。しかし、枝[秋葉原・千葉]と枝[千葉・佐倉]にまたがる改キロであり、それ以前の最長ルート計算に改キロ後の数値を使用していたため、東大旅研が実施した時期を含む1961年4月13日から1962年7月18日までの距離が0.7キロ短かく計算されるというミスがあった。そのほか、次の改キロの実施日に誤りがあり、表1と表2を改訂した。

路線 区間 改キロ 実施日(誤) 実施日(正)
中央本線 信濃境−富士見 -0.2 1980/10/01 1980/09/25
中央本線 上松−木曽福島 -0.2 1982/05/17 1982/09/29
伯備線 井倉−石蟹 -1.2 1984/02/01 1983/07/26

あわせて別表 区間キロの推移及びThe Longest One-way Ticketを更新した。