福井のローカル私鉄頑張る

えちぜん鉄道の乗客が増加しているという福井新聞の記事

利用者増でえち鉄が初の増車へ ピーク時間帯に収容しきれず(2013年1月25日午前7時03分)
 えちぜん鉄道福井県)は24日、利用者の増加に対応するため、2013年度末に車両2両(1編成分)を増車する方針を明らかにした。同社が車両の所有台数を増やすのは初めて。冬場を中心に朝夕のピーク時間帯にはすべての乗客を収容しきれない便が出ているため、輸送力を高める。
 同日開かれた活性化連携協議会の会合で、見奈美徹社長が報告した。
 えち鉄の12年度利用者数は、前年度を約5万人上回る約328万人と予想され、過去最多となる見通し。前身の京福電鉄として運行していた00年度の約300万人を大きく上回っている。
(後略)

一方、昨年10月1日乗継割引運賃を設定した福井鉄道との相互乗り入れも実現に向かっている。中日新聞によると、

県、15年4月開始目指す 福鉄とえち鉄相互乗り入れ(2013年1月25日)
 福井鉄道えちぜん鉄道福井市田原町駅を結節点に相互乗り入れする計画で、県は二十四日、二〇一二年度中に事業計画をまとめる方針を示した。一三年度からホーム改修工事を進め、一五年四月の相互乗り入れ開始を目指す。
(中略)
 計画案によると、相互乗り入れは越前武生(越前市)−鷲塚針原(福井市)駅間で開始。両鉄道の計七駅のホームを改修し、えち鉄が新たに導入する低床車両(LRV)二編成などを走らせる。利用状況を見て、乗り入れ区間の拡大を検討する。

福井県の2000年と2010年の国勢調査人口を比較すると、828,944から806,314に2.7%減少している。その中で頑張っている福井県のローカル私鉄に声援を送りたい。