相鉄のJR・東急乗り入れ

相鉄のウェブに、都心乗り入れプロジェクトが掲載された。西谷・横浜羽沢間の相鉄・JR直通線が2015年4月、横浜羽沢・日吉間の相鉄・東急直通線が2019年4月に開業する予定とのこと。運行区間は、相鉄・JR直通線が海老名駅湘南台駅西谷駅〜羽沢駅〜新宿方面、相鉄・東急直通線が海老名駅湘南台駅〜羽沢駅〜日吉駅〜渋谷方面・目黒方面となっている。
営業主体は、JR直通線が相鉄のみ、東急直通線は相鉄と東急となっている。運賃はどうなるのだろう。先行する湘南新宿ライン経由のJR直通線は、4年後に開業する東急直通線が東京メトロ副都心線に乗り入れれば、完全に競合する。距離が短い東急直通線のほうが、初乗り運賃が相鉄・東急・メトロの3社となっても、安いだろう。JRは特定運賃で対抗するのだろうか。むしろ、中長距離の運賃が割高になる対キロ運賃を見直すべきだろう。
ウェブの所要時間短縮例では、相鉄・東急直通線の方は目黒駅までの短縮例しか出ていない。東急直通線は、目黒線経由の南北・三田線直通を主体として、JR直通線と棲み分けるということか。それでも、武蔵小杉等で同一ホームの乗換えができて競合状態は変らないから、JRにとって運賃制度のなんらかの見直しは必要だろう。