鉄道事業者運賃比較2015年版

消費税率アップによる運賃改定から1年経過してしまったが、鉄道事業者の運賃比較を2015年4月版として更新した。3月14日北陸新幹線開業により経営分離された並行在来線の各事業者及び4月1日近鉄内部・八王子線を継承した四日市あすなろう鉄道を追加し、認可された上限運賃に実施運賃をあわせた、近江鉄道京福電鉄の4月1日運賃改定に対応している。
旧版と同様、二つの事業者・路線の運賃の高低を相互に比較しうるキロ範囲で比較し、175事業者・路線について総当たりリーグ戦を行い、得点順と勝率順でランキングした。長距離路線の運賃を短距離事業者の区間にあわせて比較するのが乱暴なうえに、擬制キロによる割増運賃や、加算運賃・特定割引運賃は考慮していない。あくまでも余興としてご覧いただきたい。
結構時間がかかったが、3月14日及び4月1日関連の更新はこれで一段落した。
追記(4月20日):本日「鉄道事業者の運賃比較」と、別表 事業者(路線)別データを更新した。コメントがあった黒部峡谷鉄道の2キロまでの初乗り運賃と、運賃データに間違いを見つけたあいの風とやま鉄道の運賃表を訂正し、再計算した結果を掲載した。
JTBの「私鉄時刻表」を閲覧しようと、ウェブで蔵書検索を行ったが、国会図書館にも東京都の都立・区立図書館にもなく、見つけたのは長崎県立図書館所蔵の2006年西日本版だけだった。長崎まで出かける余裕はなく、以前東京駅八重洲口にJTBの図書館があったのを思い出し、旅の図書館に出かけた。所蔵されていたのは、2006年版から2009年版までで、それ以降はなかった。JTBは各事業者の対キロ運賃を掲載した「運賃表」を発行していたが、その休刊後に発行した「私鉄時刻表」も短命に終わったようだ。