市区町村名と駅名(1949年)掲載

データルームに市名と駅名の関係(市代表駅)及び町村名と駅名の関係(町村代表駅)を掲載している。平成の大合併開始以降の市町村名と駅名の関係を示したものだが、昭和の大合併以前の状況を調べて市区町村名と駅名(1949年)を掲載した。公共企業体としての日本国有鉄道が発足した1949年6月1日の自治体区分で、市区町村に存在した駅を掲げた。

当時の市区町村数は10,000を超え、1月に開始してから半年近くを要する大作業となった。間違いが残っていると思われるが、読者のチェックを期待して暫定公開することにした。

国立情報学研究所歴史的行政区域データセットβ版として、当時の市町村区分の地図を公開し、現存する駅が記載されている。すべての市町村を網羅しているわけではないが、これがなければできない作業だった。旧国鉄駅については、停車場変遷大事典 国鉄・JR編(JTB、1998)が1933年と1985年時点の駅の所在市町村を記載しているのが参考になる。大事典の駅所在地は、国鉄公示に基づいているが、国立情報学研究所の地図と齟齬があるケースもある。

解説記事は別途書こうと思うが、現在の駅名の多くが当時の市町村名に由来していることは予想通りだった。一方で町村名の駅が市街地から離れて他町村に立地している例もかなり見られた。

追記(7月2日):コメントいただいたNさんが綿密にチェックしてくれ、メールで誤記・漏れの指摘を受けた。本日北海道から神奈川県までを訂正、更新した。

追記2(7月4日):続いて京都府まで訂正。

追記3(7月9日):7月6日高知県まで、7月8日沖縄県まで訂正し、全国が完了。Nさんのチェックには感謝の言葉もありません。まだ誤記や不適切な点が残っていると思いますが、気がついた点があればメールでご指摘ください。