12月10日運転再開した常磐線駒ケ嶺・浜吉田間は、線路の内陸移設で営業キロが変更になった。入手したJR東日本仙台支社のパンフレットによると、駅間距離の増減は
駅間 | 営業キロ | 新営業キロ | 増減 |
---|---|---|---|
駒ケ嶺・新地 | 4.4 | 4.2 | -0.2 |
新地・坂元 | 5.4 | 5.5 | 0.1 |
坂元・山下 | 4.5 | 4.9 | 0.4 |
山下・浜吉田 | 3.9 | 4.2 | 0.3 |
12月19日の記事に書いたように、運賃計算に反映されるのは、磐越西線郡山富田駅の開業にあわせて4月1日からということだが、パンフレットには、
●2016年12月10日(土)の常磐線相馬駅〜浜吉田駅間の運転再開に伴い、一部区間の営業キロが変更となります。
●普通乗車券、普通回数券及び定期乗車券につきましては、来春に予定される磐越西線新駅の開業時期に合わせて新たな営業キロにより計算した運賃に変更します。
●変更後の運賃が現行の運賃より低廉となる区間については、12月10日(土)より変更後の運賃でお求めいただけます。
とあり、距離が0.2キロ短縮となる駒ケ嶺・新地間が影響する区間は、12月10日から適用されている。
仙台支社の10月12日付リリースにも、
と書かれていた。同リリースで運賃が低廉となる区間として挙げられている坂元→日立木をジョルダンの乗換案内で検索してみると、営業キロは従来の20.1キロのままだが、運賃は20キロ以下の320円で、このルールが反映されている。小田栄など不規則な計算ルールが増えて、運賃計算ソフトのプログラムが複雑になってきたようだ。
追記(1月8日):コメントを受けて訂正。また「駒ケ嶺・新地間」に「が影響する区間」を挿入(旧営業キロに駒ケ嶺・新地間の-0.2キロだけを適用するのではない)。